2020 東海ステークス・AJCC 予想

固くいっても穴を狙っても。
正攻法の買い方をしてもトリッキーに買っても。
理屈を積み重ねても直感に従っても。

まるで当たる気がせず、実際にやっぱ当たらない状態。人はそれをドツボにハマっていると形容する。
そこから抜け出すにはただひたすら真摯に取り組むしかない。それがもがいているように見えても、人事を尽くした者にのみ天命は降りてくる。

そんなもがきの記録を、どっぷりドツボの中から。

◆東海ステークス

◎⑭キングズガード
◯⑮ヴェンジェンス
▲⑬インティ

外側にインティ、内側にスマハマで京都1800と、どうしても2頭ともに人気背負ってぶっ飛んだみやこSを彷彿させてしまう。
インティについては、あの時ほど大外でなく、斤量も背負ってなく、休み明けでなく、パートナーも武豊騎手に戻っており、今回も飛んでくれると期待して切ったりするのはあまり分の良い勝負ではない気がする。

とはいえ、この構成ではやはりある程度ペースは流れることは必至で、となると狙いたいのは二匹目のどじょう。
前述のみやこSで1、2着だったヴェンジェンスとキングズガードに再度期待を寄せたい。あれがフロックではなかったことは、2頭ともチャンピオンズCでもそれなりの結果を出していることから明らか。

その両馬はここ2戦で1勝1敗、どちらもほぼ差のない競馬だったのに人気では結構差がついている。ここはより妙味のある9歳馬・キングズガードを本命とし、45戦中実に22戦で上がり最速を叩き出している爆発力に期待したい。

 



◆アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)

◎③ミッキースワロー
◯⑤スティッフェリオ
▲⑪ブラストワンピース
△②ラストドラフト
△⑫サトノクロニクル

グランプリホースのブラストワンピースが一枚も二枚も抜けているメンバー構成だが、常に好走タイプではなく、まず負けるわけないと思われたメンツで惨敗の前科持ち。
しかもあの失意の凱旋門賞から帰国しての初戦。キセキやフィエールマンが一定の力を発揮したからといって、この馬も同様とは限らない。
切ってしまうのは無謀というものだが、ここは抑えにしておきたい。

本命は一昨年のこのレース、昨年のオールカマーなど、中山2200を4戦して4連対のミッキースワロー。単純に馬の格でもブラストに次ぐ存在。
時計の掛かる馬場も悪くなく、近走唯一大敗したエプソムカップの際は雨降って稍重だったのに先行馬が上がり32秒台とか出していたので参考外で良いかと。むしろ今回も少し降って人気が落ちてくれれば良かったのだが。

昨年オールカマー勝ち馬のスティッフェリオが対抗。
あの時のような先行天国の馬場ではないものの、今回のメンツなら楽逃げができそうで、となると先行も追い込みも上がりがかかる直線で粘りを効かせられるのでは。

前走中日新聞杯で追い込み有利な展開の中、唯一好位から馬券に残ったラストドラフトと、一年半のブランク明けも元来の力が戻っていれば3着内に来ても全然不思議ではないサトノクロニクルを抑えておきたい。


気がついたらあと一月足らずでまたGⅠがやってくる。
何とか調子を上げていきたいところだが。