2020 東海ステークス・AJCC 感想戦

早くも第一回中山開催も最終日ということで、本年初の現地参戦といこうかなと思ってもいたのだが、起きた時点で10時をまわっており、しかも前日の酒のせいか頭が痛く、おとなしく自宅にてGⅡ2戦の豪華プログラムを楽しむことに。

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まずは前週に続き変則開催の東海ステークスin京都。

◆東海ステークス

◎⑭キングズガード
◯⑮ヴェンジェンス
▲⑬インティ

【買い目】
馬連 ⑭ー⑬⑮
複勝 ⑭

【着順】
⑦エアアルマス
⑮ヴェンジェンス ◯
⑬インティ ▲
③アングライフェン
⑭キングズガード ◎

実はインティが控える展開もあり得るかもと踏んではいたのだが、それはスマハマあたりがかなりかっ飛ばした場合に2〜3番手につけるケースだと思っていた。
落ち着いたペースの中、中団に付けるのは完全に想定外。おそらくお試しの要素が強い待機策かと思うが、何とも大胆。

一方、ペースが思ったより上がらないこともあり得るとは思っていたが、それはインティがハナに立ち、スマハマが控えるケースだと思っていた。

誤算は誤算を生む。
インティが前に来ることで内〜中枠がゴチャッとして、砂をかぶるのを嫌うエアアルマスにとっては望まぬ展開が待っていると思いきや、すんなり好位置につけることに成功してしまう。まあこれは松山騎手のファインプレーもあるとは思うが。

すんなり走れればGⅠ級のエアアルマス、控えた競馬でも強かったインティ、そのインティをしっかりマークして最後は交わしたヴェンジェンスの1〜3人気で決まり、いつもながら後方から展開の助けも要する競馬に徹したキングズガードに割り込む余地なし。

まあこうも見事に展開読みを外したのだから仕方ない。目論見通りだったのはスマハマがそこまでは強くはなかったことぐらいだろうか。
ツイてるときはそれでも馬券は拾っちゃうなんてこともあるのだが、今の自分にそれは望むべくもない。

 


中山では春の中長距離路線に向けての始動戦といった感のある一戦。

◆アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)

◎③ミッキースワロー
◯⑤スティッフェリオ
▲⑪ブラストワンピース
△②ラストドラフト
△⑫サトノクロニクル

【買い目】
馬連 ③ー⑤⑪
馬単 ③→②⑫

【着順】
⑪ブラストワンピース ▲
⑩ステイフーリッシュ
②ラストドラフト △
③ミッキースワロー ◎
⑫サトノクロニクル △

本命のミッキースワローは鞍上がポツンから、手綱握ったまま着外でゴールインというのが怖かったが、この馬としては割と良い位置から前を見る展開に。
追い込み馬も末脚が鈍りがちな今の中山の馬場状態を考えると、これが正着手のように思えた。
が、この馬は良馬場向きのイメージだが実は馬場が渋ってもOK、相対的にはむしろプラス論者だった自分の目は節穴だった様子。
コーナーで思いっきり不利を受けた影響は少なくないものの、上位2頭との着差やらラストドラフトも同様に不利を受けている事実などから慮るに、おそらくアレがなくても4着だったことが濃厚、良くてもまあ3着まで。つまりはこの条件下では期待したほど強くなかった。

ブラストワンピースについては、今回はよく似た弟ではなく本物が来ていたということだろう。それならばむしろ勝って当然。
川田騎手も不利があったらすぐに手綱を引く印象があるが、今回はリカバリ上手のお兄さんの方が来ていたということだろうか。

完全にみくびっていたステイフーリッシュは何故かルメールが騎乗していることを重く見なければならなかったパターン。
他馬が不利を受けるのを尻目にロスのない競馬をできた幸運はあったものの、ペースが遅いと見るやスッと番手につけた好判断を見るに、やっぱ騎手って重要だなと。


自分が競馬始めた頃には既に重賞の常連で、現地を含めて幾度となくその走りぶりを見る機会があったマイネルフロストを襲った悲劇は本当に痛ましく、悲しい限り。
馬柱を見返して、ああこの馬はここで穴開けたんだったなあ、この時は買ったけど走らなかったなあなどと思い出を甦らすにつけ、その悲しさは増すばかり。

この出来事について、向正面で無謀にも見えるまくりに打って出た松岡騎手の責任とし、叩く人もあるようだが、あの結果を導いてしまった原因が鞍上にあると断言できる根拠はどこにあるのか不思議でならない。
何より、6年前のダービーをはじめ、これまで何度もコンビを組んだパートナーを亡くした彼を、何も知らない無責任な外野がどうして叩けるというのか。


心より冥福を祈り、心から来週こそは的中してやると気持ちを燃やす。
つくづくこの趣味に出会い、業の深い人間になってしまったものである。