旅打ち日記 札幌編Ⅱ② 公開調教見学 2019.8.15

昨日は午前3時過ぎに起床して、フライトやら観光やら20時間ぐらい活動しクタクタになっての就寝。
二日目は来たるべき勝負に備え、ゆっくり過ごしたいと思う向きもあったのだが、まだ早朝といえる時間に起床し、ホテルの朝食を喉に詰め込み、それの消化も始まらぬうちに出立。

向かう先は札幌競馬場。
気が逸る余り、決戦の二日前に乗り込んでしまったわけではない。
全国に散らばらせている五箇の者から得た情報によると、北海道開催時は週中に本場での調教を見学できる日が設けられており、競馬場の一部が開放されているらしい。
そんな機会があるとなればスルーというわけにもいかないでしょうと。

開催日ではないので二十四軒駅から無料バスが出ていることもなく、だだっ広い通りを15分ほど歩く。二年前はそんなに感じなかったが、思いのほか遠く、また道中に日陰がほとんどないため、暑い日は結構やられるのでご注意。
 



到着。開放されているのは一部のテラス席のみで、人気の少ない競馬場を散策なんてわけにはいかないが、それでも朝の静かな競馬場を眺望するプレミアム感は相当のもの。


青い空白い雲緑のターフ。いつまででも眺めていられる至高の景観。


人も馬もいないパドックというのもまた新鮮。


しばしばダートコースで追い切りが行われる。(この日たまたまかもしれないけど芝コースを走ってる馬はいなかった)
どうやら札幌記念に出るような大物たちは前日が最終追い切りだったようで姿は見えず、またきっちりチェックをするのであればオペラグラス的なものが必須。むしろ場所の雰囲気を楽しみつつ、時おり走りゆく馬の姿を眺める癒しのひとときといった時間を過ごす。


帰り際、英雄の足跡をじっくりと追わせてもらったり。


ホテルに戻り僅かな休息をとったのち札駅へと移動。
本日は行くべき場所があるのだが、その前に腹ごしらえ。


四十郎間近の身にラーメンは諸刃の剣。我が胃はまずその旨さに喜び、やがてもたれて苦しくなる。でもライスは付けないわけにいかないし。

ハート様のごとく膨らんだ腹をさすりながら、次の旅打ちからは太田胃散も携行することにしようと心に決め、バスに乗り込む。
早起きした上に満腹になったこともあり、うつらうつらとバスに揺られること約一時間半、本日の目的地に到着。



門別競馬場。
初到来のこの場所で、今回の旅打ちは開幕を告げる。