2019 鳴尾記念 予想

まだ春のGⅠシーズンの只中でありながら、新馬戦をはじめ競馬界全体が新たなシーズンへといった感もある、何とも妙な感覚が漂う六月競馬。
まあ、馬が走り、我々は馬券を買う。この愚かでもあり尊くもある営為は変わらないわけで。

宝塚記念の前哨戦となる芝中距離の重賞レース。なんでもその昔、鳴尾という地に阪神競馬場があったことに由来するという伝統の一戦。
9頭立てと些か寂しくはあるが、ここは襟を正して臨まねばなるまい。

◆鳴尾記念

◎⑥ステイフーリッシュ
◯⑦メールドグラース
▲③ギベオン
△④タニノフランケル

開幕週の内回り、この辺のレベルの重賞では勝ち負けしてきている先行馬に、名手・武豊騎乗ということでタニノフランケルが結構人気しているが、ここは切るか抑え程度。
同型のブラックスピネルがおり、おそらく楽逃げにはならないと思われ、また、この馬が重賞で好走してる時は必ず斤量に恵まれている。
53で走った中山金杯も54で走った小倉大賞典も、相手は今回と同様かやや楽ぐらいのメンバーだったが、最後にはきっちりつかまっている。
過剰人気気味と判断したい。

そのタニノフランケルを中山金杯で上回ったステイフーリッシュは、そのときも今回と同じ56キロを背負っており、3キロ差の斤量差がなくなったことで、より完勝なのでは。
GⅠ以外の重賞での安定感を見るに、ここは軸にしたい1頭。

前走初挑戦の重賞にて強い勝ち方だったメールドグラースが対抗。ここでも全然強い可能性もある。

最後にギベオン。言っても3走前に重賞勝ってる。軽んずべからず。


問題は買い方。印を4頭に絞ったところで、そのボックスなんかじゃまるで儲からない。
オッズとにらめっこしつつ、直前まで悩むことになるだろうか。