旅打ち日記 福島編① 福島競馬場 2018.4.21

いっときは2ヶ月に1度のペースで執り行われていた旅打ちも、昨年8月の札幌以来8ヶ月ぶりと、我ながら持したなあ満を、と感慨。
これだけ我慢したからには、金銭的な蓄えもさぞかしと思う向きもあるかもしれないが、これがもう全然。
近頃JRAがお布施を取りすぎなので、それを取り返すための旅でもある。

小倉だ札幌だと比べれば随分近いとはいえ、寝てたい時間まで寝てたりしたら、福島で待ってるキャワイイ牝馬ちゃんたちも走り終えてしまう。早朝に起床し、しかと心を整えて出立。
乗ろうと思っていた新幹線が満席だったり、んじゃよく行くそば屋で一つたぐってから行こうと思ったら臨時休業中だったりと、若干幸先悪い出だしとなるも、そんなら旅でもなければ絶対並んで買ったりすることはないおにぎり屋さんに行き、ひとつ車中の楽しみにしようかと。
プランB、プランCを用意しておくことが大事なのはカーリングばかりではない。

旅にはおにぎりがよく似合う。
味? まあ別に普通だったけど……

スポーツ新聞の馬柱眺めてたらあっという間に目的地に到着してしまい、むしろ時間足らんわとなるのは旅打ちの常。福島駅に到着。

なお、向こう側に見えるイトーヨーカドーには短い滞在中で何度か足を運ぶことになる。
 



駅からバスで20分ほど。JRA9場目となる福島競馬場に着到。


すぐ向こうには山。というより、山の中に競馬場が作られてるといった風情の素晴らしい景色。
東京はもちろん、中山と比べてもずいぶん小ぢんまりと感じるが、それがまた良い。
ちゃんと内馬場にも行けるようになっており、お子様連れなどにも良いレジャースポットかと。


パドックは細長く、こんなんにも競馬場ごとの特徴が現れていて面白い。


近年のGⅠ勝率でいえば、ミルコなど目ではない実績の石神騎手。
馬がチートレベルとはいえ大したもの。


この二日間はまったく振るわなかった菜七子騎手。一回も買ってないので自分が逆神のせいではないことは言っておきたい。
てか、中央場所ではそうでもなくなってきているが、ローカルでは未だに実際の馬の強さより人気集めてしまう傾向があるようだなあと、知った風なことを言ってみる。

経験上、ローカルの重賞デーはGⅠを凌駕するほどの混雑具合になるかと思っていたので、指定席なぞ取っていたのだが、ここはそうでもなく、程よい客の入りで、一般席でも良い感じで観れたなあと。
ていうか、必要以上に席をとったり、ラチ沿いやパドックにシート敷く輩が全くいないのが素晴らしい。

むしろ、福島の競馬好きの方が中山あたりに遠征してきたら、嫌気がさしてしまうんじゃないだろうかと。関東民として恥ずかしいよわたしゃ。
 



さて、素敵なビューも良いものの、肝要なのは馬券の戦果。
こちらわざわざ白河の関を越えてお金の寄付に来たわけではない。きっちり旅費を回収してやろうと、肩をいからせてご当地の勝負に臨む。

馬が走る。僕は叫ぶ。

…………まー当たりゃしねえ。

なかなかに散々なやられ具合、どころか、メインレースにいたるまでボウズという有様。

なあに重賞当たればすべてよしじゃいと、パドックで一頭一頭目を凝らす。

と、福島の地に生ける神様が降臨。

「ごるごくん! アタスはどの馬を買えばエエんだい?」
と言っていたとかいなかったとか。
なお、ゴルゴ氏はカメラが回ってないときにはものすごい食い入るようにパドックを見つめていた。お好きなのね。

乾坤一擲の勝負。
こちら敗北の記録

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最終レースでようやく何とか単勝だけ当たり、やられた額のごく一部を取り戻す。

馬連も当たっていれば文句なしだったが、1・3着。口惜しや。

福島こわいようと泣きべそかきながらアパホテルにチェックイン。
そのまま旅の楽しみ・ビジホ飲みに突入しようかとも思ったが、ここはひとつ流れを変えるためにも地元の美味しい店にでも繰り出してみようかと。
Twitterのフォロワー様に教えてもらったシースー店へ足を運んでみる。いつもありがとうございます。

寿司は日本人のパワーフード。
ンマンマとつまんでいるうちに、明日こそは勝てるんじゃないかという気が湧いてくる。

必勝を期す福島の夜。
おら明日は勝ってみせるっぺ。