重賞回顧 2016 宝塚記念

これはもう、昨日のことのようにハッキリと覚えている。
このレースのことを思い出す度、競馬というのは予想と同等かそれ以上に、馬券の買い方というものが重要なんだなあと痛感させられる、苦い思い出。

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◆2016 宝塚記念(GⅠ )

【着順】
⑯マリアライト
⑨ドゥラメンテ
③キタサンブラック
⑦ラブリーデイ
⑧ステファノス

東京競馬場のターフビジョンで観戦していた春の締めくくりの大一番。
まだキタサンは絶対的な存在でなく、ドゥラメンテもドバイ帰りで不安が囁かれていたからか、今年と違い17頭の強者が参戦しており、大いに盛り上がっていた。

レースはキタサンがハナをとり、渋った馬場でのハイペース。1000m59.1のラップが出たときに、近くにいた陽気なおっさんが「速いよ! 速いよぉ!!」と甲高い声を上げていたのを覚えている。
追ってきた先行馬をすべて潰したキタサンブラックと、それを怒涛の末脚で差し切ったドゥラメンテの強さが印象的な名レースで、この2頭の対戦がこれで見納めになってしまったのは実に惜しい。
今や絶対王者の風格を漂わすキタサンブラックを見るにつけ、無意味なタラレバとは知りながらも「もしドゥラメンテが故障していなければ……」と、これもまた夢の第11レースに想いを馳せてしまうのは自分だけではあるまい。

もちろん、馬場を味方につけ、その2頭を上回り戴冠したマリアライトもお見事の一言。その後一度も馬券にならず終わったのが残念ではあるけれど。
 


そんなマリアライトに▲を付けていたどころか、印付けた5頭がすべて掲示板というビギナーズラックの会心の予想を繰り出していたのが、何を隠そうわたくしめである。

さぞかしガッポリ儲けたんだろうなと思われる方は上掲の記事を是非ご覧いただきたい。

ビールで良い気分になってたからといって、人気サイドから総流し。
軸馬を変えて、追加購入。

そりゃまあ、トリガミにならない方がおかしいわけで。
自転車こぎこぎ帰り道、己の愚かさがあまりに重たく背中にのしかかったあの日から1年。

(追記:ビール飲んで馬券買って、自転車乗ってと、それ飲酒運転では? とご指摘いただきました。1年前の記事には記載していますが、ビール飲んで総流し買ったのは前日PAT使用にてであります。飲んで20㎞自転車漕ぐのは違法以前に危険なのでやらないっす。誤解を招く表現のご指摘ありがとうございます)

今年なんて、少頭数なうえ、この1年を経て絶大な支持率を誇る怪物へと変貌を遂げた馬が1頭。
キタサンを切らない限り、手広くいけばあっさりトリガミになってしまう。

が、この1年で成長を遂げたのはかの名馬のみにあらず。
ここはひとつ、鮮やかに的中馬券を手にしたいもの。

さて。今年ドゥラメンテやマリアライトになり得る馬は……