旅打ち日記 京都編③ びわこ競艇場 2017.05.01

旅打ち3日目。
この春どころか今年最大かもしれない大一番の盾争奪戦の後では、どうしても余熱みたいなもの。ラオウ戦後の北斗の拳、麻雀東西戦の二人麻雀といった感は否めないものの、かといって負けるわけにはいかない。

というわけで、冷蔵庫のない宿をチェックアウトしてやってきたのはお隣の県。


古歌では近江の海と詠まれているでっかい水たまり。



そこに備えられた戦場・びわこ競艇場、通称ボートレースびわこ。
カタカナとひらがなでマイルドな感じを出しているが、騙されるような自分ではない。何かにつけては「琵琶湖の水止めるど!」などと京都府民を恫喝している連中だと聞いている。
下手をしたら滋賀の地で身ぐるみ剥がされるかもしれないと、覚悟を持って相対しなければならない。
 


福岡・若松競艇場に続き、二度目の競艇参戦。
前回は競馬とはまた違った特徴と魅力を持つこの競技を堪能し、舟券も決して悪い結果ではなく、なんとなくコツも掴みかけたかなって感触も得ることができた。
となると、今日この場所で求めるのは、大輪の勝利の花のみ。


広大な湖の一部に設えられたコースということで、抜群のビューのもとでのレース。やたらと気持ち良い。


ボートの魅力、ターンの迫力。
こいつが上手く決まるかどうかが、ほとんどすべての戦いといっても過言ではない。

で、どうしたことか、舟券が全然来ない。
6艘立てなんでテキトーに買っても少しは当たりそうなものなのに、悉くカスりもしない。
最初のターンで9割方決着はついてしまうという競技の特性が、今回は自分にとって悪い方に作用し、レース前半でもうダメだと肩を落とすことしばしば。
そういう意味では、余程極端な展開でなければ直線まで勝負の行方がわからない競馬の方が、外すときでも楽しめる時間は長いといえるかもしれない。


もちろん外したレースだが、⑥の単勝で380円、複勝で1,410円という謎の配当が飛び出してみたりなんてことも。(ちなみに競艇の複勝は2着以内)
2着の⑤絡みも⑤ー⑥の2連複(馬連)で1,060円、ワイドで410円のところ、複勝では4,410円も付いている。
どうやら琵琶湖は魔境だったらしい。


ようやくのことで的中にありついたのは、ラスト2レース目でのこと。
3連複2点買いでゲットなんて、会心の一撃と思えるかもしれないが、ド本線で5倍やそこらしか付かなかったと思う。

結局当たったのはその1レースのみで、湖賊に身ぐるみ剥がされたような心持ちで、肩を落として京都に戻る。くそう甘寧め。


今夜の宿は一人ぼっちのツインベッド。
使う方じゃないベッドはなるべく乱さないようにと気をつける小市民のわたくし。

ホテル近くのラーメン屋で晩餐。唐揚げがフライドチキンばりのでかさ。

割と美味かったです。腹パンパンになります。

宿に戻って、晩酌しながらアベマTVでやってたしりとり竜王戦なぞ眺める。

やっぱり板尾さんはすげえなぁと。

それにしても、この番組視聴しておきながら、いとうせいこうがつまらないとかコメントする奴が存在することが信じがたい。
競馬場に来ときながら、騎手が乗ってるからつまらない、と言ってるようなもんである。バカ丸出しとはまさにこのこと。

とか、東京でも食べれるもの食べ、東京でも飲めるシュワシュワの日本酒を飲みつつ、どこでも観れる番組に文句たれたれ、

京都の夜は更けていった。

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