2018 京都新聞杯・新潟大賞典 感想戦

昨年は何でこんな条件戦レベルばかり、それも未勝利勝ちのみの1勝馬もチラホラいるこのレースがGⅡなんだ? なんて思ってたものだが、考えてみれば至極当然。
重賞勝ちなんて実績あればわざわざここ出さずにダービーに向かえるわけで、ここは素質はあれどここまで結果を出せなかった駿馬たちの最終予選。そうとらえると、なかなかに熱いものがある。
裏街道から栄光へとたどり着くのは果たして。

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◆京都新聞杯

◎⑮シャルドネゴールド
◯⑬ステイフーリッシュ
△⑥メイショウテッコン
△⑯ダブルシャープ

【買い目】
馬連・3連複・ワイド ⑥⑬⑮⑯
複勝 ⑯
 



【着順】
⑬ステイフーリッシュ ◯
⑧アドマイヤアルバ
⑮シャルドネゴールド ◎
②グローリーヴェイズ
⑥メイショウテッコン △

穴を開けるのは前の馬という鉄則の元、目を付けていたメイショウテッコンが案の定の逃げ。
一見ハイペースのバカ逃げだが、5ハロン58.5で後ろを離すやペースを落とし息を入れさせるという、ヤッてくれるときの横山典さんを彷彿とさせるような巧みな逃げ。天皇賞春でも思ったが、やはり松山騎手は油断ならない。
結果としてテッコン自体は馬券にはならなかったが、12人気で5着。十分及第点以上ではあるだろう。
(もちろん再度ピッチを上げるタイミングとか、よりベストはあったのだろうが)

で、そのペースにより利を得たのが、離れた番手という、大抵においてベストポジションになることが多い位置につけたステイフーリッシュ。
そもそもGⅠ3着の実績があり、ジャンダルムと互角のレースをしていたこの馬が、この顔ぶれで7人気だったことがおかしかったわけで。

シャルドネゴールドが届いていれば馬連もゲットだったが、レインボーラインのおかげでノッてしまったか、岩田騎手により阻まれる。
まあ、本線で少し厚めに張っていたワイドが当たったので、ここはそれで良しとしておこう。

応援の意も込めて複勝買ってたダブルシャープは見せ場なく15着惨敗。もうお釣りは残っていなかったということだろうか。
ここは少し休んで、夏なり秋なりに戻ってきてもらいたい。


NHKマイルの裏では今年初の新潟重賞。なかなか曲者揃いで面白いメンバー。
今年は例年以上に宝塚記念が手薄になりそうということで、その辺を狙ってる陣営もあるだろうか。

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◆新潟大賞典

◎⑬ステファノス
◯①スズカデヴィアス
▲⑫マイスタイル
△⑦カレンラストショー
△⑧ハクサンルドルフ

【買い目】
馬連 ①⑫⑬
ワイド ①ー⑬

何が来るやらわからんときこそ買い目は抑えるべき。なんてことを最近は思っている。正しいかどうかはわからぬ。
 



【着順】
①スズカデヴィアス ◯
⑭ステイインシアトル
②ナスノセイカン
⑩トリオンフ
⑤トーセンマタコイヤ

いわゆるどスローの前残り。先行していた馬に上がり33秒台前半がバシバシ出る流れでは、後方控えた馬はノーチャンス。
先行・好位からの競馬で結果を出したこともあるステファノスやらマイスタイルやらは後ろから届かず。何してんのよもう。

中団から早めに押し上げたスズカデヴィアスが重賞初制覇は良いが、他2頭はまったくのノーマーク。
前走大負けからの10ヶ月空きとか斤量とか年齢やらで目が眩んでしまっていたが、冷静にみればステイインシアトルは2走前に中央場所の重賞を勝っている立派な実績上位馬。抑えられなきゃいかんかった。
ナスノセイカンはちょっと無理。


土曜日に少しお金を渡しておいて、日曜日にそれ以上をゴッソリ徴収するという、JRAの常套手段にやられてしまった5月初週。
ビッグレースに心躍らすのも良いが、他も疎かにしては財布が軽くなるばかり。気張っていこう。