旅打ち第一章前半戦を振り返る

いい年をして、初来訪ってわけでもない競馬場にて、突如魅力にとりつかれてからもうじき1年が経とうとしている。
生兵法は怪我の元というが、まったくの素人だった時期よりも、ここ最近は馬券収支が凹みまくりなのが困ったものであるが、まあ楽しく日々を送ることができている。

競馬の楽しみは馬券の勝ち負けのみにあらず、競馬場という場所そのものの魅力はとてつもない。
元々旅好きだったところに、こんな新たな世界に出会ってしまった人間が、しばしば旅打ちに出るようになったことは当然の帰結。
とりあえずJRAの全10場制覇を掲げ、旅立った記録は都度このブログにも残してきた。

これまで来訪した中央競馬場は、全国10場のうち6場を数える。
日常行動範囲の東京と中山を除けば、8場中4場。丁度半分をクリアしたことになる。
開催時期と予算的に2年越しになること濃厚な北海道2場が残ってて半分と言って良いかは難しいところだが、まあ数字的には間違っていない。

そこで、にわか師の旅打ち第一章『JRA全場制覇の旅』の前半を振り返ってみたいと思う。

 


①名古屋編 2016.7.17〜19

中京競馬場→名古屋競馬場→名古屋競輪場と3日にわたるハシゴ旅。楽しいなんてレベルではなく、こんなに楽しい世界があったのかと感動するほどに大満喫。
馬券車券も好調だったが、名古屋の蒸し暑さは関東者をへばらせるには十分の威力で辟易した部分も。

また、一番のお目当てである中京競馬場は日曜昼頃の到着だったので、存分に雰囲気を味わえたとは言い難い。
中央競馬場への旅打ちは、土曜にゆったり競馬場そのものの雰囲気を楽しんで、日曜は勝負に集中しつつ重賞の盛り上がりを楽しむというのが定跡であるとまだ知らなかった。

なお、今のところ唯一道連れがいた旅打ち。ひとり孤独を味わう旅も良いが、仲間とバカ言いながらの旅もまた格別。

 

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②新潟編 2016.9.3〜4

土日に新潟競馬場参戦。
18きっぷでゆっくり行こうと計画するも、当日に土曜のレースもしっかり楽しみたいと、急遽新幹線の切符を買う。こんな気の赴くままに動けるのはひとり旅の醍醐味。

残暑厳しい灼熱の戦場でヒーコラ言いながらも3万馬券をゲット。勝利の美酒とともにいただいた寿司は最高だった。
ただ、とにかく暑い夏競馬、特に重賞ある日曜日は指定席を取るべきであると痛感。

なお、パドックにて
「なんだヨシトミも随分ジジイになったなあ! あんなジジイになっちまって大丈夫なのかあ!?」
と聞こえてきたので、声の主を見てみると、明らかに80歳は越えてそうな男性だった。
ジジイはお前だろ、との言葉は飲み込んでおいた。

 

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③阪神編 2016.12.10〜13

土日に阪神競馬場、1日観光を挟んで園田競馬場に来訪。これぐらいの旅程が一番良い。

ただ馬券的には惨敗。メイン場で大きなレースもしばしば開催していることだし、なるべく早急にリベンジに赴きたい。

 

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④北九州編 2017.2.18〜20

記憶に新しい、初めての飛行機での旅打ち。
土日に小倉競馬場、月曜に若松競艇場へと来訪。その次の日に少し街ブラ。
東京在住の人間が、フェブラリーステークスの日にあえて小倉大賞典、というなかなか上級者っぽい所行を実現。

修羅の国への初参戦ということで身構えていたが、とても快適な、素敵な街、素敵な鉄火場でした。

 

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どの旅も思い出すだけで恍惚となるほどの甘美な記憶として残っている。

とはいえ、薄給の身で1年足らずの間にこんなしょっちゅう旅していたら、懐が寒くなることは必然。
さすがに夏の北海道までは自重しないとな……と思っていたところ、どうも4/30の近辺にある程度休みがとれそう。
自分が府中の地で競馬の虜になったのは、丁度去年の天皇賞春の日。

一周年を祝して、京都旅打ちなんてしたいよなぁ〜なんて思ってしまったり。
GWに京都旅行なんて、とてつもなく混んで、なかなか宿も無くて、あってもクソ高くてと、東京でおとなしくしてる方が賢明だとはわかってはいるものの。

ああ、旅に出たい。

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