2022 マイルチャンピオンシップ 予想

安田記念を制したソングラインと、惜しくも引退となってしまったファインルージュといった、新女王候補がいないのは残念な限りではあるが、それ以外はトップマイラー達が勢揃いしており、この秋一番かもしれない豪華絢爛なメンツとなったこの一戦。

巷では6強と言われているようだが、自分の見立てでは勝てるだけの力を持つ馬が8頭はいる。更にその8頭に割り込んで馬券になってもおかしくないのが3頭ほど。
必然、勝てる力の持ち主のうち5頭以上は馬券外に吹き飛ぶというわけで。難しくはあるが予想しがいがあろうというもの。


◆マイルチャンピオンシップ

◎⑪ソウルラッシュ
◯⑩セリフォス
△①マテンロウオリオン
△④シュネルマイスター
△⑦ジャスティンカフェ

事前の想定オッズではどこでも中穴ぐらいの扱いで、いかにも穴党の狙い目といった感のあったソウルラッシュが、日曜の雨予報のせいかかなり人気を集めてしまい、前夜の時点で単勝4番、複勝3番人気。
安田記念に続いて狙おうと思っていた当方としては困った具合になったのだが、ここに来てどうやら当日雨はさほど降らない予報になってきており、想定以上のオッズも相まって当日購入組からは結構嫌われてもう少しオッズ上がるんじゃなかろうかと踏んでいる。
となるとやっぱり買い。この馬が道悪でなくても十分に強いことはダノンスコーピオンに競り勝った前走富士Sで証明済。ド詰まりした安田記念以外はマイル全連対の力を発揮してくれることに期待。
渋ったら渋ったで人気は落ちなくとも買わざるを得ないとは思っているが。。。

その富士Sでソウルラッシュとダノンスコーピオンを交わしさったセリフォスが相手筆頭。
あれは斤量の賜物という評価なのか思ったより人気していないのだが、むしろ展開的には3着で当然という内容をひっくり返したのはかなりの地力と評価すべきかと。
彼のこれまでを振り返ると、朝日杯もNHK杯も安田記念も、目標にされたり通ったところが悪かったり展開が向かなかったりと、そもそも勝てるレースを出来ていなかったのだが、それでも大崩れは一切してこなかった。
技術的な部分はわからぬが、思い切りの良さではこれまでの鞍上とは雲泥の差であるレーン騎手を迎えてこのオッズであれば厚い印を付けざるを得ない。
というか、馬券の要素としてオッズは最重要視すべきという考えから、当日ソウルラッシュが人気したままであればこちらを本命に変えるかもしれない。

 


あとは当日の様子次第だが、内が割と良い状態で持ちこたえそうならまず最内枠のマテンロウオリオンは抑えたい。
大外ぶんまわしでダノンスコーピオンに肉薄したNHKマイルの後、適性合わずローテも厳しかったダービーと、ほぼ公開調教だったスワンSで人気を落としてくれたのならシメたもの。是非狙いたい。
また最内枠も外ぶんまわしのイメージから嫌われているようだが、内が悪くさえならなければ今回横山典は中団か流れによっては好位ぐらいに付けてイン付きをすると踏んでいる。前日に続いて信頼関係で結ばれた昆師とともに勝利を掴んでもおかしくはない。

あと抑えるとしたら実績から普通に考えたら最も強いであろうシュネルマイスターと、末脚自慢に乗った福永騎手が3着ぐらいに突っ込んできそうな匂いプンプンのジャスティンカフェ。

△の3頭は当日の様子次第で取捨及び買い目を決めることにしよう。

もちろんソダシ・サリオス・ダノンスコーピオンとかで決まっても全然おかしくないところではあるのだが……
己の選んだ馬を信じて、垂涎の戦いを迎えることにしよう。