2022 阪神牝馬ステークス・ニュージーランドトロフィー・ダービー卿チャレンジトロフィー 感想戦

もうほぼ二週間前になってしまうが、桜花賞ウィークのGⅠ以外の重賞について、記事を書いていたもののアップ忘れてたという。
訪れてくださる方には、今更こんなん挙げられてもなモノではあるが、まあ後々の備忘のためということで。

シーズン後半を彩るVMだったりNHKだったり安田だったりに向けた前哨戦。

◆阪神牝馬ステークス

【着順】
④メイショウミモザ
②アンドヴァラナウト
③デゼル
⑥ムジカ
⑫マジックキャッスル

1番人気だったアカイトリノムスメが直前で競走除外となり、オッズがグンと下がってテンションも激下がり。
まあどちらにしても当たらなかったしそれは良いとして、せめて秋華賞馬が負った怪我が重大なものでなければ良いが、脚を痛そうにしていたし心配だなあと。
(その後骨折が判明……復帰を望みたいが、難しければ繁殖にあがって元気な仔を産んでくれれば)

レースの方は最初と最後の1ハロンずつ以外はずっと11.2〜11.5のラップを刻む淡々とした流れ。馬場を考えると速すぎず遅すぎずだろうか。
直線は一時多くの馬がほぼ横並びで叩き合いになり、好位からそのまま押し切りそうなアンドヴァラナウトをつかまえたのは、中団から最内をまわってきた伏兵メイショウミモザ。
ほとんどずっと1200を使ってきた馬がマイルで開花した可能性もまだ否定はできないが、今のところはどこを通るかって大事なんだなあという印象。

翌日の桜花賞同様、外差し組は全くの用無し。大阪杯もそうだった。
もちろん例外はあるが、基本的に競馬は前にいた方が有利。その鉄則を改めて胸に刻まねばならんなと。

 



◆ニュージーランドトロフィー

【着順】
⑥ジャングロ
①マテンロウオリオン
⑦リューベック
⑪エンペザー
②ティーガーデン

以前敗れたマイルに再挑戦のジャングロが思い切りよく逃げる。
力のある逃げ馬の鞍上に武豊。ちょっかい出す田辺も、徹底マークのルメ・川田・福永もいないとなればもう独壇場である。中団少し緩めて息を入れ、後続が気が付いたときにはまたピッチを上げて詰めさせないというお手本のような逃げを披露。
それでも中団から外をまわしたマテンロウオリオンが猛追し、叩き合いになるも馬が勝負根性を見せアタマ差勝利。

馬主一年目の藤田オーナーが早速重賞勝利というのもさることながら、武豊と横山典弘の叩き合いというのがもう、胸が熱くなること並大抵ではない。
まだまだ楽しませてもらいたい御仁たちである。


あと、更に前の週のこちらも忘れてたり。

◆ダービー卿チャレンジトロフィー

【着順】
③タイムトゥヘヴン
①フォルコメン
⑩ダーリントンホール
⑧グラティアス
⑤ギルデッドミラー

競馬は前にいる方が〜の例外。
リフレイムがハイペースで逃げ、ついていった先行馬ともども最後は脚をなくす。
後方からまくって全馬片付けたフォルコメンを、さらに後ろから直線追い込みのタイムトゥヘヴンが差し切っての勝利。どこかで来る気はしていたが、こことは思わなんだ。

中団から最後にもう一伸びを見せて3着に入ったダーリントンホールは、東京替わりとかで狙いたいところか。


ふう。
さあ今週もがんばろう。