2022 福島牝馬ステークス・マイラーズカップ・フローラステークス 感想戦

GⅠひと休みの週。
先週の土日中山滞在で割と燃えつきた感のある当方も休息をとりつつ、ここはザッと検討してパッと買う感じで。

◆福島牝馬ステークス

【着順】
④アナザーリリック
②クリノプレミアム
⑧サトノダムゼル
⑨シンハリング
⑮ルビーカサブランカ

福島は直線短く平坦な割に、ペースが流れると割と前が厳しくなりがちというのはよく知られたこと。(そうでないこともままあるが)
当方本命サンクテュエールの鞍上はペースを読めなかったか、ともあれこういう競馬をするしかなかったか、先行勢総崩れの中の一頭になってしまう。残念。

スタート直後に躓き後方からになったアナザーリリックがコーナーまくり気味に上げていき、直線そのままの勢いで、中団から抜けていたクリノプレミアムを捉えて1着でゴールイン。
アネモネS見たときにコイツは強えーと思ったことが印象に残っているが、ここで重賞初勝利。本番のVMでも楽しみな一頭……なのだが、そちらに向かうか微妙な模様。
まぁシルクの馬でずっとあの鞍上なあたり、クラブの中でプライオリティ高くはないんだろうなぁと……

2着馬も前走はフロックでないことを見せたが、相手が悪かったか。

 



◆マイラーズカップ

【着順】
⑬ソウルラッシュ
⑦ホウオウアマゾン
③ファルコニア
⑥ベステンダンク
⑫エアロロノア

14番人気の10歳馬・ベステンダンクが主張すると他の先行馬は行きたいなら勝手にどうぞとばかりにすんなり行かせ、ほぼ眼中にはない模様。
しかし悪いとされている内側ラチ沿いで粘りに粘る。最後には力尽きて4着までだったが、人馬ともナイスファイトと称えられるべき走りだった。
ソレやってくれるかと期待していたダイワキャグニーは枠も厳しかったが、テンで促しても前に行けず、コーナーでもうあの手ごたえではどうしようもない。もう厳しそうだが、左まわり・前有利そうな状況で不人気ならば一考か。

レースは好位から白熱の叩き合いしていたホウオウアマゾンとファルコニア(+ベステンダンク)を後方からソウルラッシュが抜群の末脚で軽やかに交わしさる。
これでマイルに転向してから無傷の4連勝でGⅡ制覇。当然本番でも注目の一頭であるが、こういう勢いに乗った馬でも往々にして弾き返されるのがGⅠの舞台。よーく検討して臨みたい。


フローラSは見。
全然当たらないから、急遽予定変更して購入……なんてことはしなくなった、大人なワタクシ。

◆フローラステークス

【着順】
②エリカヴィータ
③パーソナルハイ
⑭シンシアウィッシュ
⑥マイシンフォニー
①ルージュエヴァイユ

陣営としては余程期するところがあるのか、桜花賞から中1週で使ってきたパーソナルハイ。昔ならいざ知らず、昨今フラワーC→桜花賞→フローラSと使う馬などまずいないのでは。
今回こそ自分の競馬をと言わんばかりにハナに立つが、デムーロのシンシアウィッシュも主張してきて、後続を離しての先頭争い。こりゃアカンだろと思ったが、後からラップを見るとさほど速くはなく、結果この2頭が2・3着だったことから双方正解だったのだろう。

好位にいながら一瞬進路が塞がりかけるも、力強く割って伸びてきたエリカヴィータが勝利。新馬東京で勝ち、中山のフェアリーSで大敗後休養挟んで東京でのトライアル勝利と、いかにもそそる戦歴。
巷ではさほどレースレベルが高くなかったなどと言う人もいるようだが、そんな評判に惑わされフローラ組を軽視して痛い目見たことは競馬歴浅い己でも一度ならずある。
やはり本番は先入観を持たず、しっかり検討したい。


まあこの週はひと休みということで……馬券なぞ当たらなくてもへっちゃらなのである。
さあ、この週末からは再び胸の炎を燃え上がらせ、真っ白な灰になるまで戦おう。

……ひとつぐらいはGⅠ取らないと……