2021 中日新聞杯・カペラステークス 感想戦

平日忙しかった上に日曜出勤を命じられたこともあり、馬券を買ったのは土曜と日曜1レースずつと、少しオフモードで臨んだ先週末。
……が、そんな時ほど大荒れでどえらい配当が飛び出したり、目を背けたくなるようなどえらい事故が起きたり、別にどえらくもないが馬連の買い目が1着3着だったりと、心が波打って忙しない土日になったりするもので。

◆中日新聞杯

◎⑧ヒンドゥタイムズ
◯⑩ボッケリーニ
▲⑰プレシャスブルー

【買い目】
単複 ⑧
馬連 ⑧⑩⑰

ほぼ何が来ても来なくてもおかしくないメンバー構成とあって、欲張らずに単複メイン。馬連来たらラッキーぐらいの構えで。

【着順】
②ショウナンバルディ
⑥アフリカンゴールド
⑨シゲルピンクダイヤ
⑩ボッケリーニ ◯
⑯キングオブコージ

マイペースで逃げることのできたショウナンバルディ、番手につけてたアフリカンゴールド、好位にいたシゲルピンクダイヤで決まる、いわゆるスローの前残りという結果。

そうなる可能性自体は十分想定できたが、それにしてもアフリカンゴールドとは……さすがに唖然とするしかなかった。
記念日馬券やサイン以外でこの馬に辿り着けるとしたら、言っても2年前はアル共で1番人気の強豪だったことや、その後の敗戦続きの中でも今年の白富士Sや都大路S(どっちも左回り)ではまずまず好走していることから、このメンツではワンチャン……といったところだろうか。ムズすぎ。

それはしょうがないとしても、前走こそダメだったものの中京2000の成績がかなり良い先行馬のバルディと、リピーターのシゲピンは買えても良かったかなと。
まあ馬連10万馬券なぞが飛び出してしまうと2,790円のワイドすら霞んで見えてしまうかもしれないが。

本命のヒンドゥタイムズはスタート直後にクロスボンバー喰らうなどの不利はあったものの、直線では一瞬おっと思わせてくれたし、こんな流れでなければ十分馬券内はありそうだった。
目の付けどころは間違ってなかったと思いたい。

これで岩田康誠騎手はJRAの重賞100勝達成とのこと。
インタビューでは喜びを現すでもなく、ごく一部の人に叩かれてるガッツポーズについて弁明していて何だか切なくなってしまったが、まだまだ競馬を面白くしてくれる存在、ラフプレーは控えてこれからも頑張ってもらいたい。

 


日曜のカペラSは見。

◆カペラステークス

【着順】
④ダンシングプリンス
①リュウノユキナ
⑨オメガレインボー
⑯モズスーパーフレア
⑥スマートダンディー

ラストランとなった今回も3ハロン32.8とかっ飛ばすモズスーパーフレア。当然後半は垂れるが、後続にも脚など残させないハイペース逃げで有終勝利を狙う。

が、番手にいたダンシングプリンスが脚色衰えることなくモズと並ぶや、すぐに前に出て、好位から良く伸びたリュウノユキナも退けて初重賞勝利。
この辺りも前半は激流だった筈で、着差など考えるとかなり強い。特に勝ち馬はここまでの戦歴と照らしても大きなところを狙えそう。明け6歳ともう若くはないかもしれないが、来年の飛翔に期待したい。


他に、この週末は香港で大きな祭典が。
今年はリアタイできないこともあり、全て馬券は見にして日本馬の応援だけしていたのだが、とりわけ好メンバーで臨んだスプリントで目を覆いたくなる大惨事が。
競技の特性上、当然起こり得ることで、ああいう光景を見たくないとか言うのは都合の良いお花畑的思考なのかもしれないが……やはりしんどい。
出来ることは犠牲になった馬を悼むことと、福永騎手、ピクシーナイトら怪我を負った人馬たちの一刻も早い快復を祈ることのみ。

そして、快挙を成し遂げたラヴズオンリーユー、グローリーヴェイズをはじめ、健闘して帰ってくる日本代表の人馬たちには、いつもと変わらぬ拍手を贈りたい。


痛むのは俺たちの財布だけで充分なのよ。