2021 皐月賞 感想戦(2021クラシックへの道)

昨年は叶わなかった春クラシック現地観戦。
嬉しいなぁ嬉しいなぁとはしゃいでいたところ、気がついたらバシバシお金が消えていく怪奇現象が発生。
当方お金をむやみに手放したいわけではない。それなら先々週心斎橋で見かけた『おとといの昼からなにも食べてません』と書いてある段ボールの札をぶらさげて道端に座り込んでいたおじさんに千円でも一万円でもプレゼントすれば良い話。

ここは取りこぼすわけにはいかぬと、セルフ背水の陣で臨む大一番。

◆皐月賞

◎⑧ダノンザキッド
◯③ステラヴェローチェ
▲⑦エフフォーリア
△①アドマイヤハダル
△⑬タイトルホルダー

【買い目】
3連複 ①③⑦⑧⑬
枠連 [2]ー[4]

当初3連複は本命軸で流すかフォーメーションと考えていたが、ちょっと怖いなと予感が走り、また現地パドックにてあからさまに掛かりまくっている様子を見て、どうやら堅軸とは言えなさそうだぞと強弱つけたボックス買いに。

 


【着順】
⑦エフフォーリア 横山武 ▲
⑬タイトルホルダー 田辺 △
③ステラヴェローチェ 吉田隼 ◯
①アドマイヤハダル ルメール △
⑥ヨーホーレイク 岩田望

買い目の一頭であるタイトルホルダーがハナを争いかけたが、主張する馬を行かせて番手におさまる。オイ田辺、いつぞやのフェブラリーSみたいなことやんじゃねえぞとハラハラしていたこちらはひとまず胸を撫で下ろす。
そのすぐ後ろにダノンザキッドとエフフォーリアの人気二頭。そのどっちかは勝ち負け濃厚として、是非2着まで割って来てもらいたいステラヴェローチェはやや後方寄り、アドマイヤハダルはそれよりは前の中団といった隊列。

レッドベルオーブ福永が果敢に進出するなど出入りはあるも、エフフォーリアはペースを保持し、どっしり構える。
結果論ではあるが、鞍上もリオンリオンのダービーの時と比べたら成長したなぁと。

4コーナー、早めに前をとらえるかと思われたダノンザキッドが手応え怪しくなり、こちらは悲鳴。
代わりにインをロスなくまわって進出してきたのはエフフォーリア。あっさりにも見える脚色で前を交わしてそのまま突き抜けていく。
交わされたタイトルホルダーも他の馬には迫らせず、ようやく外からアドマイヤハダル、内からステラヴェローチェが追いすがってきたのは坂を登り終えたゴール板直前。

エフフォーリアが3馬身差つけての完勝。若き俊英・横山武史に初のGⅠ、初のクラシックタイトルをもたらす。
好位をとり落ち着いて進めた鞍上も見事なら、いやどんな競馬でも勝ってたんじゃねえのと思わせるだけの走りを見せた馬も素晴らしい。
ここまでのものを見せつけられたら、混戦から一転、ダービーは一強状態になるのでは。

2・3着争いはタイトルホルダーが粘りきり、追い込んできた2頭は内のステラヴェローチェに軍配。
なにげに1〜4着と印付けた馬が占めている。

ただ本命のダノンザキッドはまさかのブービーまで後退。やはりあの入れ込みようでやは消耗が激しかったということか。
鞍上コメントによると次はダービーに向かうみたいだが、果たして立て直せるかどうか……過去には皐月賞1番人気14着と敗れた後にダービー馬となった者もいるというが。


馬券の方はボックスにしたことでタテ目回避。3連複二万馬券をゲット。

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ただこの買い目には100円しか入れておらず、実は3着がアドマイヤハダルだった方が200円×110倍でバックは大きかったりするのだが。
まあ贅沢言わず、本命飛んだのに勝てたのだから良しとしよう。気付かずにオッズ高そうなステラヴェローチェを懸命に応援していた私めはマヌケ極まりないが。どうせなら2着まで来てくれれば枠連もゲットで文句なしだったんだけどなぁ……


というわけで、何気にクラシック初戦は牡牝ともに的中。長きにわたりクラシックへの道なんてシリーズをやってきた甲斐もあるというもの。

来月に控える更なる大舞台でも歓喜の気持ちでウイニングランを見たいもの。
それが府中現地で叶えば言うことなしなのだが、色々と果たして。