2021 阪神牝馬ステークス 感想戦

白く美しいムスメ馬が名牝の仲間入りをした前日、同じ舞台にてお姉様方の熱き戦いが行われていた。
決して前座ではない、彼女らもまた来月の頂上決戦を見据え、名牝の称号を得るために仁川のマイルを駆け抜ける。

◆阪神牝馬ステークス

◎④マジックキャッスル
◯⑦イベリス
▲③ブランノワール

【買い目】
馬連 ③④⑦

シンプルに馬連ボックス。

【着順】
⑩デゼル
④マジックキャッスル ◎
①ドナウデルタ
⑪プールヴィル
⑫エーポス

 


ちょっと何言ってるかわからないかもしれないが、イベリスがハナに立ち作ったレースは、1000m58.8の『スローの決め手勝負』と相成った。
上がり3ハロンのレースラップが10.7-10.8-11.7で、34秒台の馬が一頭もいないというのだから馬場造園課頑張りすぎというかなんと言うか。

そんなんだから前を掴まえるのは簡単な仕事ではなかろうが、直線で後方の似たような位置どりからデゼルが外に、マジックキャッスルが内に進路をとり、上がり32秒台前半のキレ味を発揮。同じ勝負服でのワンツーフィニッシュとなる。
先週のテルツェットに続き、またも上がり馬の4歳牝馬が重賞制覇(まあこっちは牝限ではあるが)。オークスで2番人気に推されたのは伊達ではないというところを見せてくれた。

2着のマジックキャッスルも既に重賞を勝っており、現時点では更に高みにいるデアリングタクト、レイパパレらとともに今年はこの世代の牝馬が席巻する予感がプンプン。天皇賞春にも有力なの出るし。


こちらの買い目はイベリスが上がり33.5と垂れてしまい、ブランノワールは33.1と伸びきれず。てか何だそのレース。
今後馬柱にてこのレースの情報を見るときは、数字に惑わされぬよう気をつけなければならんなと。