2020 神戸新聞杯・オールカマー 感想戦

単勝1.1倍。

競馬を始めて4年少々の自分には、とんと目にしたことのない数字である。(記憶にないだけかもしれない。どっかに歴代の単勝オッズランキングまとめたサイトないか調べてみたけど見つからなかった)

100万円賭けても10万円しか戻ってこない。そしてごく低い可能性ではあるが100万円をそのまま失うことは有り得るという分の悪いギャンブルと見るか。
100万失うなど事故レベルの低確率。労せずして10万円得られる絶好の投資機会と見るか。
流儀によって異なるところかとは思うが、何にしてもグレードごとに予算を決めて競馬をやっており、GⅡでは最大3,000円しか入れられない身には関係のない話。
さすがに300円拾いにいくという選択肢はなく、相手は誰か懸命に考えて勝負。

◆神戸新聞杯

◎②コントレイル
◯⑪ディープボンド
▲⑤マンオブスピリット
△⑱ヴェルトライゼンデ

【買い目】
馬連 ②ー⑤⑪
ワイド ⑤ー⑪

【着順】
②コントレイル ◎
⑱ヴェルトライゼンデ △
⑤ロバートソンキー
⑪ディープボンド ◯
⑬ターキッシュパレス

出だししばらくが直線の進行方向側からのカメラアングルだったためか、ペースが遅そうに見えたが実際はそこそこ流れており、先行した馬には厳しい流れに。
中団で足を溜めていたコントレイルが、直線で前が開いたとみるやごく当たり前のように抜け出てきて、そのままちょっと仕掛けの動きを見せた程度でほぼ持ったままゴールイン。

これまでとは芸風を変えて、後方からの追い込みに出たヴェルトライゼンデには絶好の展開となったと言えるし人馬とも良い仕事だったと言えるが、展開もへったくれもなく図抜けて強い馬がいたのではどうしようもない。

とにかく速い上がりを使える馬が上位に来るレースになると予期することが出来たとしても、ロバートソンキーを選べたかどうか自信は全くない。

先行勢の中で唯一ある程度粘って4着に入ったディープボンドは、馬券的にはガッカリだったがそんなには弱くない。
大概はスローになる菊花賞では狙っても良い一頭になるかもしれない。

というわけで、馬券なんて買わずにコントレイル観賞に集中すれば良かったなと後悔しつつ、中山でもGⅡ

 



◆オールカマー

◎③ミッキースワロー
◯⑧カレンブーケドール
▲⑦ステイフーリッシュ

【買い目】
3連単 ③→⑦⑧→⑦⑧

【着順】
④センテリュオ
⑧カレンブーケドール ◯
⑦ステイフーリッシュ ▲
①クレッシェンドラヴ
③ミッキースワロー ◎

最初の5ハロンは1:04.3のドスロー、次の5ハロンは59秒ジャストという後傾ラップ。
長い脚を使っての地力勝負となった中、唯一後方から突っ込んできたセンテリュオがハナ差の差し切り勝ち。
昨年のエリ女でクロノジェネシスより先着の4着だったことを忘れてたヤツは誰だい? ……あたしだよ!! と一人にしおかすみこをやる羽目に。

あとは総じて力どおりの結果だったが、中山マイスターのミッキースワローは早めに仕掛けるも脆くも後退。他が弱かったからかろうじて掲示板には載ったが、どうにもガッカリな走りぶりだった。
次はGⅠに挑むかローカルの重賞で稼ぎにいくかわからぬが、後者だとしても相手関係や気候等の条件によっては馬券内確実とは言えないかもしれない。


単勝1.1倍だろうと、大万馬券だろうと的中していなければ紙屑には変わりない。
京成杯AHの大勝で浮かれていたのが遠い過去のよう。てかこの秋アレしか勝っていない。

ついにやってくるGⅠシーズン。
気合入れ直して駆け抜けねば。