2020 菊花賞 予想

大方の予想通り土曜の富士SにてJRA重賞連勝はストップ。アヤツさえいなければ割と会心の当たりだったのだが……
まあ気を取り直して日曜日の大勝負に臨むしかない。

コントレイルとその陣営が大仕事を成し遂げ、伝説として語り継がれる名馬の仲間入りをできるのか。福永祐一は三冠ジョッキーという新たなる勲章を得ることができるのか。
なんも関係ない一介の競馬オヤジでさえ何だか緊張させられる大一番に、せめて真摯に向き合わねばならぬ。

◆菊花賞

◎③コントレイル
◯⑥ヴェルトライゼンデ
▲②ガロアクリーク
△⑪バビット
△⑬ロバートソンキー

オイオイどうしたにわか師よ?本当にニワカに戻ってしまったのか?と言われてしまいそうな印ではあるが、もうこれはしょうがない。あえてド本命を嫌ったり、穴馬を無理やり見出すようなレースではないと考える。

 


◎③コントレイル
言わずもがな、馬柱を見るだけでも、映像など見ればなおのこと、少なくとも同世代では圧倒的な強さ・速さを誇っている。
血統面や最初の頃の鞍上のコメントなどから、本来の適性はもっと短い距離である可能性があり、まあそれは確かに走らせてみなければわからない部分ではあるのだが、実際の走りを素直に見てきていればそんな未知の不安要素で評価を下げようとは思えない。
おそらく今回は中団からの競馬になると思われるが、前が厳しいペースでもスローのキレ勝負になっても勝機は高い。
更に気持ち的にも偉大な瞬間を見たいクチなので、◎を付けない理由はない。

◯⑥ヴェルトライゼンデ
コントレイルの内枠引きに何やかや言う人もいるが、最も絶好枠をゲットしたのはむしろこの馬だと思っている。
この鞍上のこと、おそらくはダービー時のようにコントレイルのマークにつき、あわよくば内に押し込めてやっつけてしまうこと、次善の策として次いで進出していき、着を拾うことを目論んでいるはず。
この馬もまた、それを実行できるだけの力があることは証明済。固くなるが相手の一番手と見ざるを得ない。

▲②ガロアクリーク
キンサシャノキセキ産駒とのことで、コントレイル以上に距離が不安視されているが、これまでの走りを見る限り、よほど展開が厳しくならなければ大丈夫なんじゃないかと。
こちらも今回は中団より後ろに控えるものと思われ、前が潰れるかコントレイルに片付けられる中、突っ込んでこれる力はあるのでは。

△⑪バビット
同型のキメラヴェリテとやりあってしまってはもちろん、スローでも逃げ・先行馬にはだいぶ難しいレースになると思うが、3歳になってから無傷の4連勝という事実と、その内容を見ると他の先行馬が崩れてもこの馬だけは前で残っているという光景が容易に思い浮かんでしまう。
前日時点ではあるが単勝人気がヴェルトライゼンデより高い(複系は逆である)のは、勝っちゃうならこの馬と見ている人が多いという証左といえるだろう。

△⑬ロバートソンキー
常に速い上がりを使い、前走もヴェルトライゼンデとクビ差の3着。後方から無欲の追い込みを決めることができれば。


他にも気になる馬はいるが、◎がアレで◯がアレで、△にあんなんも入っちゃってたらギャンブルとしてもうこれ以上広げることは難しい。
あと各馬や展開の見解とは別に、武豊不在のこのレース、何となく福永・池添・川田の栗東生え抜き三羽烏で決まるような予感もしている。

さあ、明日は正座して見よう。