2020 天皇賞(春) 感想戦

日曜の決戦を終えて2、3日ぼんやり過ごしていると、もう次の決戦が間近に来てしまっているのがGⅠシーズン。
時の濁流に押し流されてもがきつつ、前を向いたり後ろを向いたり。

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◆天皇賞(春)

◎⑧キセキ
◯⑭フィエールマン
▲①モズベッロ
△⑦ユーキャンスマイル
△④ダンビュライト

【買い目】
馬連 ①⑧⑭/④ー⑧
3連複 ⑧ー⑭ー①④⑦

【着順】
⑭フィエールマン ◯
⑥スティッフェリオ
⑤ミッキースワロー
⑦ユーキャンスマイル △
③トーセンカンビーナ

 


キセキがゲートをちゃんと出てくれて、しかも勢い込んでハナを叩かず、ダンビュライトとスティッフェリオに先に行かせて好位についたのを見てこちらはガッツポーズ。
これはもらった、まともに出てくれさえすれば力上位。フィエールマンの追撃さえ凌ぎきれば勝てる筈。あとはしっかり勝負どころまで折り合ってくれれば……

が、1周目のホームストレートにてスイッチが入ってしまったようで、名手・武豊も外目に出すなどして何とか行きたがるのを抑えようとしたものの、抑えきれずに1コーナーを待たずにハナに立ってしまう。
どこかでペースアップして後続にも脚を使わせるだろうと思ってはいたが、さすがに早すぎる。半ば諦めつつ、こんなレースでも驚異的な粘り腰を見せてくれないかと、それこそ奇跡を願う。

願いもむなしく、残り1ハロン余りの位置で出番は終了。キセキ復活ならず。
抜け出したのは道中3番手でレースを進めていたスティッフェリオ。番手のダンビュライトの更に離れた後ろにいたことを考えたら、実質この馬の楽逃げだったと言えるだろうか。
であるにしても全くのノーマークだった。もし拾えたとしたらステゴ産を無条件で買うか、先行馬を無条件で買うかのいずれかだが、前者ならエタリオウ、後者ならキセキやダンビュライトを優先してしまっていたように思う。

あわやの大金星を阻止したのは、1頭だけ上がり34秒台を使って猛追してきたフィエールマン。昨年と比べ進出は遅れたが、やはり強いのはこの馬だった。見事に連覇達成。
近年のトップホースの中でもとびきりのゆとりローテであることから、あまり高く評価しない向きもあるようだが、出てきたときの競走力はやはり尋常ではないと認めざるを得ないだろう。

浜中騎手のことだから大外まわして4着と踏んでいたユーキャンスマイルは一頭だけ最内ついて4着。この日は外だったんだよなぁ……


というわけで、なにげに有馬記念から続くGⅠ連敗街道は未だ抜け出せず。
次からは府中5連戦。本来なら全て現地で観たかったのだが、まあ言っても詮無いこと。
後ろを振り返った後は、しっかり前を向いてめげずにやってこう。