2020 フラワーカップ・阪神大賞典・スプリングステークス 感想戦

無観客開催と決まったのが覆ることもなかろうと思われたドバイがまさかの中止。
令和最大と言ってもいいほどのガッカリ案件ではあるが、まあ決まってしまったものをグジグジ言ったところで仕方がない。

翻って不安にかられるのは我が国のこと。
この三連休、自分の最寄りである都内某駅の界隈はコロナなんてどこ吹く風とばかりの人出で賑わい、夜は歓送会らしき酔っぱらい学生たちが路上でワイワイやってたりと、どちらかといえば「あんま神経質になりすぎてもしょうがなくね?」派の自分としても些か心配になる光景がそこかしこで繰り広げられていた。
こんなんの結果、無観客状態が長引くどころか、いよいよ開催中止なんて事態を招かねば良いのだが。

さて先週の3日開催は、金土は見で日曜だけ勝負。まずは見のフラワーカップ。

◆フラワーカップ

【着順】
⑬アブレイズ
⑭レッドルレーヴ
⑫シーズンズギフト
③チェスナットドレス
⑪クリスティ

1戦1勝だった伏兵のアブレイズが、鞍上に重賞初勝利をもたらす。
厳しいペースでの先行策で、何とか残しきったというよりはこの馬だけ最後まで伸びていた強い勝ち方。相手が俄然強化されるGⅠの舞台で同じ芸当ができるかはわからないが、即切りというわけにはいかないかと。


土曜も買わず、2日間溜めたエネルギーを日曜の重賞でぶちまける。
筈だったのだが、どうやらエネルギー漏れを起こしていたようで……

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◆阪神大賞典

◎⑨キセキ
◯⑩ユーキャンスマイル
☆⑧ドレッドノータス

【買い目】
馬連 ⑨ー⑩
ワイド ⑧ー⑨
3連複 ⑧ー⑨ー⑩

【着順】
⑩ユーキャンスマイル ◯
④トーセンカンビーナ
⑥メイショウテンゲン
③ムイトオブリガード
②メロディーレーン

若き日は出遅れの常連、先の有馬記念で久々にその悪癖を出してしまったキセキが出遅れる恐れはあるとは思っていたが、まさかあそこまでやらかすとは。
ならばいっそじっくり構えてくれれば良いものを、掛かったのか鞍上のエスコートミスか、早漏もいいところの仕掛けぶりで本来なら長丁場で息が入る筈の1コーナー地点で他馬と激しくハナを争ってしまうとは。
どうあってもキセキという馬を負かせたいとしか思えないような競馬が実践され、馬券内どころか掲示板からもぶっ飛ぶ始末。
有馬記念のことも考えると、今回たまたまの一過性のものとも思えず、次走の取り扱いが非常に困ることに。
思い返すと二年ほど前、日経賞でよく似た負けっぷりを披露し、続く宝塚記念でも振るわずに終わったかと思われたところから、GⅠの上位常連へと復活した当馬。
再び奇跡を見せてくれるのだろうか。

キセキがそういう競馬になってしまい、あわよくばの前残りを目論んでいた先行勢は全滅。向正面でも慌てず騒がず脚をためていた差し馬が上位に進出。
中でもユーキャンスマイルは、わざわざイン付き決めずに外を回してもまず勝っていたかなという脚色で、抜けて強かった印象。
脚質といい鞍上といい前哨戦の勝ちっぷりといい、二年前のレインボーラインを彷彿とさせるものがあるが、本番でも同じ結果を残せるかどうか。ゴール後の結末まで同じにはならないでもらいたいが。

 



◆スプリングステークス

◎③ヴェルトライゼンデ
◯⑨サクセッション
▲④ココロノトウダイ
△⑧アオイクレアトール

【買い目】
馬連 ③ー⑨
3連複 ③ー④⑧⑨

【着順】
⑦ガロアクリーク
③ヴェルトライゼンデ ◎
⑨サクセッション ◯
⑤ファルコニア
⑧アオイクレアトール △

遅すぎて、コーナーで後続にたやすく詰めてこられてしまうという、スローなら良いってもんじゃないという反面教師の逃げをうつアオイクレアトール。
鞍上は誰かと思ったら田辺だった。思い出されるジェネラーレウーノの悪夢。

こうなると末脚自慢の実力馬が仕掛けどころさえ間違えなければ勝つ。
ヴェルトライゼンデが抜け出すかと思いきや、お隣からより抜群の脚色で抜けてくる馬がいて、どこのどちら様ですか貴方はと呆然と呟く。
出走表や過去レースを見返してみても、ガロアクリークはどう逆立ちしても買えない。


前週は前残りの傾向にやられ、ならばと先行馬重視で買ったら差しが効く展開になりやられる。予想記事で書いたとおりになってしまい、両重賞は惨敗。

なお、メイン終了後に泣きの最終じゃいとその時点で初めて出走表見て、ものの1〜2分で買い目決めてメインの4分の1程度の額張ったところ東西ともに的中。
赤字は免れたけど、なんだかな。