2020 クイーンカップ・京都記念・共同通信杯 感想戦
前週にやっと的中が出て、さあ反転攻勢じゃいと息巻いて臨んだ土曜に京都メインをちょろっと当てるも、重賞はといえば次のような有様で。
◆クイーンカップ
◎⑨マジックキャッスル
◯⑫ホウオウピースフル
【買い目】
馬連・ワイド ⑨ー⑫
【着順】
①ミヤマザクラ
⑨マジックキャッスル ◎
⑤セイウンヴィーナス
⑩アカノニジュウイチ
⑥シャンドフルール
ハイペースで逃げるインザムービーを離れた番手で楽なペースで追うという、勝ちに最も近づきやすい競馬をし、見事勝利を収めた福永騎手だが、勝利インタビューでは暗い表情。本番に向けて控える競馬を試しかったらしい。
素人目にはあのゲートと流れで無理に控える方が馬にはよろしくないんじゃないかと思ったりもするのだが、結果オーライと開き直りもせず反省の弁を述べる福永騎手を見て、こんな性質が彼の良さでもあって弱さにもつながってんのかなとか。
後方から突っ込んできたマジックキャッスルはナイスだったものの、位置どりOKと思われたホウオウピースフルが伸びずに馬券は残念。
今年初の重賞的中は日曜にお預けとなる。
◆京都記念
◎①カレンブーケドール
◯⑨ノーブルマーズ
【買い目】
馬連・ワイド ①ー⑨
【着順】
⑦クロノジェネシス
①カレンブーケドール ◎
⑤ステイフーリッシュ
⑨ノーブルマーズ ◯
⑥アルメリアブルーム
和田竜二テン乗りのアメリカズカップが大逃げに出て、ステイフーリッシュが離れた番手で実質スロー逃げという、この馬にとっては理想的な展開。
が、好位からクロノジェネシス、後方からカレンブーケドールに襲いかかられて持ちこたえるほどには強くなかった。
牝馬2頭とも強えーなと思えたが、とりわけクロノジェネシスはあの位置どりで上がりもカレンより速いという隙のない完勝劇。
タフな馬場の2200でこれだけの走りを見せたからには春は府中マイルでなく、順調にいけば大阪杯→宝塚記念ルートだろうか。
牡馬一線級とも渡り合えるかどうか、楽しみな存在である。
期待を寄せたノーブルマーズは、せめてステイフーリッシュのすぐ後ろぐらいに付けてくれればと……良いスタートからわざわざ手綱締めて控えたのは陣営の作戦か騎手の判断か知らんが、ガッカリさせてくれやがる。
それでも直線の脚色に「お?」と思ったが、前の進路が狭くなって怯んだか、やはり控えて味のある馬ではなかったか、伸びきれずに4着。
メンツそこそこのGⅡGⅢならやはり要注意の馬と再認識したが、印が回りきらないときにしれっと3着とかに来そうな予感も……
◆共同通信杯
◎⑧マイラプソディ
◯③ココロノトウダイ
【買い目】
馬連 ③ー⑧
【着順】
⑥ダーリントンホール
②ビターエンダー
⑦フィリオアレグロ
⑧マイラプソディ ◎
③ココロノトウダイ ◯
ココロノトウダイが直線で脚色怪しく馬券が外れたことを悟り、マイラプソディが伸びてこずにクラシックに向け膨らんでいた期待の泡がひとつはじけて肩を落とす。
なかなかに虚しいレースだった。
マイラプソディが負けることは全然あるなと思っていたが、後方から伸びてくるも前が止まらずにとらえきれないというケースかと思っており、案外伸びずに1・2着馬に4馬身差つけられての完敗というのは結構な失望。
アンカツさんも言っていたように、せめてフィリオアレグロは交わさねばならん。
まあ、この一敗をもってとても世代の頂点を目指せるレベルでないと見るか、いや馬場に展開と悪条件が重なっただけで、本来の力を発揮できればなお有力候補と見るかは人それぞれ。もちろん私は。
早めに仕掛けて叩き合いを制したダーリントンホールや、ハナ差で逃げ切りならなかったビターエンダーについても、このレースに限って言えば人馬ともに素晴らしかったと手放しに言えるが、春の大舞台に期待して良いレベルかどうかは不透明。
むしろマイラプソディにもっと迫られていた方が、あの強い馬に交わさせなかったと評価されていたかもしれないというのが何とも皮肉。
これにてこの週は終戦。今年初の重賞的中は来週に持ち越しとなる。
てかGⅠ含めて重賞4戦……今の流れで立ち向かうのはあまりにも無謀だろうか。