アーリントンカップ・中山グランドジャンプ・アンタレスステークス 感想戦
一冠目を賭けた戦いの熱狂も冷めやらないが、週末は他にも快速自慢の若駒対決やら、いぶし銀のダート戦やら、そしてスーパーチャンピオンによる歴史に残る戦いやら、色々あった。
アーリントンカップはテレ東土曜競馬中継名物のプレイバック映像にレインボーラインが出てくるかと期待していたのだが不採用。残念。
産駒デビューでもないミッキーアイルよりは、倍の距離の王道GⅠ勝ちの方がインパクトあるだろうに……
◆アーリントンカップ
◎③ヴァルディゼール
◯①ミッキースピリット
☆⑩カテドラル
【買い目】
馬連・ワイド ①③⑩
【着順】
⑨イベリス
⑩カテドラル ☆
⑪トオヤリトセイト
⑥ニシノカツナリ
⑮ユニコーンライオン
不調が一時的なものだったり輸送苦手なだけであれば間違いなく勝ち負けと目をつけていたカテドラルが最後方からの激走で連対してくれたが、相手がいない痛恨。①は先行してくれず、③はド詰まりで納得できかねる騎乗。
カテ公もうこんなオッズじゃ買えませんわな……
ところで福永騎手のトライアルでの権利獲り力が尋常じゃない気がして調べてみたところ、この春参加した3歳トライアルレースは4連続で最後の一枠をゲットという離れ業を成し遂げていた。
皐月賞でのダービー権利獲りは成らず記録は途絶えたものの、この一事をもってしても、彼を無条件でヘタクソ認定してる人の見る目の無さがわかろうというもの。
◆中山グランドジャンプ
◎⑤オジュウチョウサン
◯⑩タイセイドリーム
▲①ニホンピロバロン
【買い目】
3連単 ⑤→⑩→①
【着順】
⑤オジュウチョウサン ◎
③シンキングダンサー
④マイネルプロンプト
⑥ラピッドシップ
⑩タイセイドリーム ◯
見にするつもりだったが、アーリントンCの負けを取り戻すべく、妙味は激薄とわかっていながら3連単1点買いなぞしてしまう。こういうの大変よろしくない。
まあこちらの馬券なぞこのレースの前では些事。
これまで名勝負を演じたアップトゥデイト不在ということで、オジュウチョウサン余裕でもらいだろうと思いきや、予想に反し大激闘。
絶対王者を打ち倒すべく総力戦を仕掛けてきた他陣営と、堂々受けてたつオジュウと石神といった様相。熱すぎる。
レースを引っ張ったミヤジタイガを番手から潰し、真っ向勝負を挑んできた冬の王者ニホンピロバロンを退け、満を持して進出してきたタイセイドリームを振り切って、最後まで食い下がったシンキングダンサーを競り落とし、またしてもどの馬よりも先にゴールを決めたオジュウチョウサン。前人未到の4連覇達成。
これまでの圧勝劇以上にこの馬の強さを感じる勝利だった。
次は宝塚記念に向かうとか。個人的には平地挑戦は有馬で打ち止めにした方が……と思うクチであるが、まあこちらが出来るのは見守ることのみ。ケガなく頑張ってもらえれば。
そして予想記事はあげていないが、日曜日GⅠの裏になかなかの好メンバー。
◆アンタレスステークス
◎⑤ナムラアラシ
【買い目】
⑤ー①③④⑧⑩
先行馬が主張し合い、ダートとはいえ後方からの末脚タイプにチャンスありと見て、ナムラアラシから流す。
【着順】
⑨アナザートゥルース
④グリム
③ロンドンタウン
⑩ウェスタールンド
⑤ナムラアラシ ◎
逃げ馬が離しすぎにはなってしまったが、それなりに狙い通りの展開。軸のナムラアラシが直線グイグイ進出してきてドンピシャかと思いかけたが、上位馬と比べたら途中から脚色が鈍ってしまい、ギリの掲示板。
まあアナザートゥルース買えなかったし、致し方なし。
何とかこの辺りの負け分を皐月賞で補填し、来週へ繋ぐことはできた。
春爛漫。しかし季節が行き過ぎるのは束の間。しっかり楽しみ尽くしたい。