2017 天皇賞(秋) 予想

いよいよ明日は天皇賞・秋。

あんなに待ち遠しかった日も、いざ目前にきてしまうと些か勿体ないような心持ち。
文化祭は準備の時間が一番楽しいものであるが、明日のレースを前に、ああでもないこうでもないと検討する時間。もしラムちゃんが馬券師だったら、今日という日が永遠に続くのではないだろうか。

天候はまたしても相変わらずの雨模様。日曜はかなりガッツリ降るらしい。
となると、レースに与える影響も気になるし、更に観戦はどうしたものかと。

ハガキ抽選も、カード会員抽選も、一般抽選も外れ、空席発売開始の金曜12:30には混雑でログインできないうちに完売してしまい、当日始発前の時間に着くようチャリかっ飛ばそうかと思ってたら雨に祟られる。
それでも挫けずに、雨と防寒対策をした上で徹夜で並ぶというのが、ウマキチとしての常道なのだろうが、そこまで気合入った所業も難しい。
しばしば指定席予約のサイトにアクセスし、キャンセルが出ていないかチェックしてみるも、同じこと考えてる人は多いようで、たまに空席が出ていても、こちらがポチる頃には既に誰かにとられている。

途方に暮れ、折角の東京開催のGⅠなのに、明日も自宅で観戦かな……と半ば諦めつつ更新ボタンぽちぽちやっていたところ、丁度良いタイミングでリリースしてくれた人がいたらしく、すかさず空席ゲットに成功。
C指定席だが、かなりゴール寄りの席で全然上出来といえる位置。幸甚に打ち震える。

てなわけで現地参戦が確定したビッグレース。しかも徹夜や始発+開門ダッシュといった労苦を味わう必要もなし。
その分、予想にも力が入れられるというもの。
 



◆天皇賞・秋

◎②サトノクラウン
◯⑫ステファノス
▲③ネオリアリズム
△④リアルスティール
△⑦キタサンブラック
×⑤ヤマカツエース
☆⑧レインボーライン

この天候で、この枠で、この鞍上ときたらサトノクラウンにはちょっと逆らい難いものがある。ムラのある馬なのでフタを開けてみたらハァ? みたいなこともあるかもしれないが、宝塚記念でのペース上げさせてからの控えてズドンという芸当は並大抵の地力では為せない業だろう。
GⅠ7連続3着内のミルコ・デムーロが、弟の前でイイトコ見せちゃう公算は高いのではないだろうか。

逆に、鞍上戸崎が重賞、とりわけGⅠでは最早用無しとも囁かれるステファノスだが、速い決着も時計掛かる勝負もこなせる安定感は光ってるかなと。
昨年のようなマイラー向きの天皇賞ではなく、本来の中距離馬が力を出せるタフなレースになれば、まず複を外すことはないのかなと。複の軸にはこっちの方が良いかも。

ネオリアリズムは、海外帰りの休み明けとか、東京の2000で持つのかとか不安はあるものの、土曜のレースを見る限り、比較的差しが効きにくく。前に行った馬に有利なように思えた。
元々ムーア乗せるために準備を進めていたこの馬が、好枠を活かして、番手あたりから粘りきってしまうことは大いにありそう。

毎日王冠で中団から上がり32.8の脚で強さを見せつけたリアルスティール。前哨戦で仕上げすぎたとか、ミルコが搾り尽くしてもうお釣りがないとかの危惧はあるものの、素直にあの走りを評価すれば有力候補であることは間違いない。

キタサンブラックについては多くを語ることはあるまい。
あのキタサンブラックに戻ってくれれば良だろうが重だろうが間違いなく勝ち負けだし、あのキタサンブラックに成り果ててしまったのなら惨敗もあり得る。
残り3戦、出来ることならあのキタサンブラックの姿を見たいもの。

取捨迷っているのは、近走充実のヤマカツエース。こちらもステファノス同様、キレ勝負も時計掛かる勝負もいけるクチで、2000が適距離。
が、東京3戦してすべて2ケタ着順というのは気になるところ。中京は得意だし、そんなんは本格化する前の黒歴史だよと気にしないこともできるが、もしかしたらダラダラ長い坂が苦手なのかなあと。
人気は手頃だし、できれば抑えておきたいところではあるのだが。

自分が愛してやまないレインボーラインについてはこんな説がある。

そのへんのオッサンがやってるTwitterとしては、かなり多数のいいねなぞ頂いてしまい、こりゃ買わないわけにはいかんかなと。
冷静に考えたら、実績において一枚下で、しかも出脚つかないので前からあれよあれよのうちに残っちゃうという番狂わせもまず無いだろうし、厳しいとは思われる。
何とか遅れすぎずついて行って、消耗戦になってくれればワンチャンあるだろうか。
ささやかながらがんばれ馬券の購入は確定している。
 


ここまで7頭。馬券を投資でやってる人ならまだしも、充分な原資のない自分としては、さすがにこれ以上は買い目には入れられない。
もちろん切る予定の馬にも有力なのはゴロゴロといる。

ソウルスターリングは、毎日王冠で大敗だったが、押し出されて逃げになってしまったことや、ラチとダイワキャグニーに挟まれて窮屈だった、そもそも仕上げていなかったなどエクスキューズは多々あるので、度外視する手もアリだとは思う。
が、アイビーS以来約1年ぶりに牡馬たちと戦って蹂躙された影響はないだろうかと。そもそも、その敗戦がなかったとしても、一流古馬たち相手に通じるかどうかは何も担保がないところ。ちと買いづらい。

基本的にキレ味自慢グループはその持ち味を発揮しづらい馬場になるとは思うのだが、キレる末脚=重馬場苦手ってわけではないということは、先週のキセキが存分に教えてくれた。
とはいえ、重苦手が半ば公言されているサトノアラジンや、ほぼ確実に出遅れるグレーターロンドンは来ないんじゃないかなあと踏んでいる。

マカヒキは帰国後の3戦は全て終盤ジワジワ伸びており、勝ち馬と0.2〜0.4秒差と、イメージほどは大敗していない。が、逆に言えばすべて力負けしちゃってるなあと。
ダービー馬、雨中で復活となるとドラマではあるが、果たしてどうか。

宝塚記念で好位からレースした中では最も好走したシャケトラは、もう少し内枠もらって、ゲート互角に出れれば面白かったとは思うが、さすがに東京2000の大外は厳しいかと。

ミッキーロケットは和田騎手の進言で左回りの大きなところ出てきたって話だが、このメンバーではさすがにキツイかなあと。


こんなところで。あとは明日現地でどんな馬券を買うか決めようかと。
もしC指定席で「ヤスナリ! いけ、ヤスナリ!!」とか叫んでる人がいたら、それは私の可能性があります。ご注意をば。