佐藤康光将棋連盟会長就任に思う

本日、臨時棋士総会にて将棋連盟会長に佐藤康光九段が選出された。

日本将棋連盟の新会長に佐藤康光九段 羽生三冠と同世代:朝日新聞デジタル

棋士総会の模様をとらえた写真があったので朝日のサイトを貼ってみた。
重大な問題の最中にある臨時総会をあの場所で開いている時点で、常識のない組織だということがよくわかる一枚ではないかと。

まあ、新会長就任までは規定路線。これをもって期待するのも悲観するのも尚早。問題はこれからであろう。
果たして佐藤九段は多くの失望した将棋ファンを取り戻すことができるか。もはや将棋界に注目などする時間は割かないが、遠目でなんとなく眺めてみようかとは思う。
栄光溢れる棋士人生を送っていた十七世名人は、とてつもない無能さと無責任ぶりをさらけ出して晩節を汚したが、どうかその轍を踏んでくれないように願いたい。

本日の棋士総会及び新会長の就任会見の詳報を見るに、明らかになったことがいくつか。

・島九段以外の理事は残留
・棋士28名の請求により、理事解任を議題とする臨時総会が27日に開催
・渡辺竜王の処分に関する話は、理事側からも棋士からも出ず
・連盟理事は、いまだに三浦九段に謝罪をしていない

なんだかね。最後とか有り得ないだろと。
まあ、第三者委員会がお金出してる顧客側に最大限配慮して「(当時の切迫していた状況・判断材料の乏しさを考えると不当な処分を下してしまったことも)やむを得なかった」と判定したところを「処分は妥当だった」と勝手に超訳してしまうような組織なんで、今更驚くには当たらないだろうか。

青野九段にいたっては、将棋ファンの多くが「スポンサーや契約問題といった金銭的事情を優先して三浦九段に対して不当な処分を行ったんじゃないか」と憤っているのをわかっていないのか、「スポンサーや契約問題があるから三浦九段への処分は妥当だった」と弁解する始末。
こんなバカが表のナンバー2で、裏で実権握ってる組織なんて先が長い筈はない。

つくづく佐藤連盟会長の船出は前途多難。果たして腐った人間を左右において大ナタを振るえるものなのだろうか。
彼以外にも、28人の勇気ある棋士の皆さんには是非頑張ってもらいたい。

 

ちなみに個人的に、当時の連盟理事は総退陣すべきだし、欺罔や強要をもって三浦九段を追い詰めたのであれば、首謀者は除名されるべきだと考えている。
しかし理事以外の関係棋士についてはまず本人たちから公式に顛末の説明、然る後に事実の精査。処分云々はその後の問題と思っている。

最初に事件が起き、あたかも容疑者のように三浦九段が扱われていたとき、伝わってくる情報を耳目にして、彼はクロなのだろうかと悲しいような残念なような思いに包まれながらも、どこかで濡れ衣であると信じたい気持ちがあった。
今は同じように、久保九段や渡辺竜王を信じたい気持ちがどこかにある。

久保九段による、離席時間など出鱈目の誣告は、悪意があってのことではなく、本当に錯誤していたのだと。
(だからといってお咎めも謝罪もなしはおかしいが)

渡辺竜王による告発は、一棋士としての要請の域を出ないものであり、強権と裏工作を用いて1人の棋士を陥れるようなマネはしていないのだと。
(だからといってお咎めも謝罪もなしはおかしいが)

そう信じたい気持ちはあるのだが、裏切られる覚悟もとっくにできているので、ともかく真実を白日に晒してもらいたい。


橋本?

もし会社の上司なり同僚なりの名前を出して、横領しているとか痴漢したとか根も葉もないことをSNSで書いたらその社員はどうなるか。

この人物が未だにのさばっているのが、将棋連盟がコンプライアンスの意識などまるでない、非常識な組織であることの証ではないかと。

 

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