イケダハヤト氏のブログを初めて読んでみた

逃げるは恥だが役に立つ
半沢直樹
家政婦のミタ

いずれも高い視聴率を叩き出し、大成功を収めたテレビドラマであるが、もう二つほど明確な共通点がある。

一つは、自分はほぼまったく観ていないということ。チャンネル回しているうちに映ったことはあると思うが、一定時間を視聴に費やしたことは一度もない。

例によって、流行りモンに見向きもしない俺カッケーと構えたいわけでは決してなく、むしろ興味はあったのだが、タイミングを逸してしまい、DVD等で補填するほどには他の営為と比べて優先順位が高くはなかったといったところだろうか。

そしてもうひとつの共通点は、ほぼまったく観ていない自分であっても、何となく内容を知っている(ような気がしている)ことである。

逃げ恥は、奥手な星野源と超絶かわいいガッキーとのムズキュンなラブコメで恋ダンス。
半沢は気骨溢れる銀行員が腐敗した上の連中に立ち向かって倍返し。で、悪者が土下座。
ミタさんは、感情がないかのような綾波系家政婦が何かにつけて承知してくれて、多分最後はイイ感じでポカ波になる。

どうだろう。ザックリとこんな感じでそう見当外れではないのではなかろうか。
直接見聞していなくても、そしてわざわざ内容を調べたりしなくても、日々普通に暮らしているだけで何となく情報が入ってきて、何となく雰囲気が伝わってくる。
そういうものこそ本当に凄い作品であり、社会現象と呼ばれるに足る存在なのであろう。
(面白いかどうかはまた別の話だが)

 

 

次元はまったく違うだろうが、ブログ界にも同じような存在がいる。

イケダハヤトなる人物のブログに、自分はごく数日前までアクセスしたことがなかった。

まったく興味がない人物というわけでもなければ、よく知りもしないのにアンチやっているわけでもない。
ただ、他の興味が惹かれる事象に比べて、この方の作ったサイトを訪れ、文章を読むことの優先順位は高くなく、あえて時間を費やして触れることはしていなかった。

が、自身ではてなブログを運営し、他の方のブログを読んだりネットで調べものしたりするうちに、自然と彼の名はあちこちで目に入り、いつしか薄っすらとだがどういう存在の方か認識されるに至っていた。

ブログを橋頭堡に、ネットの世界を超えて様々なビジネスを手掛け、大成功を収めている巨魁ブロガー。尊敬を集めると同時に、羨望と嫉妬から彼を敵視している人も多い。
極論暴論で、敢えて炎上させ注目を集めるテクニックを駆使しており、彼を敵視する人も多い。
どこぞのイナカに引っ込み、社会の歯車として汗を流している人々を揶揄するようなスタンスをとっており、彼を敵視する人も多い。
わけもなく蹴りでも入れたくなるような姿かたちをしているため、彼を敵視している人も多い。

こんなところだろうか。

氏のブログや著作物を読んだこともなければ、氏について調べたこともないのに、(正しいかどうかは別として)これだけの認識がいつの間にか定着してしまっている。
まさしく上掲の錚々たる作品に伍するだけの存在と言えるだろう。

先日、そんなイケダハヤト氏のブログをひょんなことから初めて拝見した。
それなりに感じるところもあったのだが、前置きが長くなりすぎたので、その辺りについては次の機会に。

優先順位的に上位に来たら書いてみることにしよう。

 

つづき

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