馬券の華は3連単

競馬の華はぶっちぎりの大逃げか、最後方からの鬼の末脚か、はたまた白熱の叩き合いか。意見が分かれるところであろう。

では馬券の場合は何だろう。
男は黙って単勝1点、なんて主義の方もいるかもしれないが、やはり3連単こそが馬券の華といえるのではないだろうか。そんなつい昨日今日できたような券種に惹かれるなどにわか野郎の証と言われてしまうかもしれないが、実際にわかなので仕方がない。
券種が増えてもひたすら枠連のみ、なんて方もそれはそれで素敵だが、競馬始めた時点で既に3連単が君臨していた人間としては、やはりそちらに夢と憧れを抱かざるを得ない。

少ない点数で購入した3連単がズバッと的中したときの恍惚たるや一度味わってしまうと、やみつきになってしまう。
何てことを言ってる奴はギャンブル依存症予備軍なのだろうか。

 

f:id:bakenbaka:20161217172625p:plainこんなん決めた日にはエクスタシーですわ。

馬券師2年目の2017年、これまではオマケ程度で購入していた3連単を積極的に獲りにいこうじゃないかと、固く拳を握り決意をした次第なわけで。

とはいえ、どこかの芸能人のように5頭ボックス60点買いなどしていたら、そこそこの確率でトリガミになってしまうし、59点外れているわけでバシッと決めた感もあまり無いのではと。
何よりこの低所得者の身の上、負けが込んだら瞬く間に破産してしまう。

ここは予算的に胃を痛めることもなく、また取ったときにはヤッテヤッタゼ感が得られる12点程度でやっていきたいなと。

 

ここで、自分が取り入れている3連単の買い方を紹介しておこう。
基本形は2頭→3頭→4頭のフォーメーション。勝手に『234(ニサシ)の8点』と呼称している。下記のように、本命サイドを前の列に据え、後ろの列になるにつれて薄い予想印を入れていくというスタイル。

◎◯→◎◯▲→◎◯▲△

これの何が良いって、◎◯のどちらか一方がとんでもない飛び方をしても、当たる望みはあるということ。
この8点買いのどこかの列にもう1頭加えると12点になる。こうするとかなり当たり目が広がったように思え、希望が広がる。
主なパターンとしては以下の3通り。

◎◯▲→◎◯▲→◎◯▲△
◎◯→◎◯▲△→◎◯▲△
◎◯→◎◯▲→◎◯▲△☆

3番手を1列目にも入れるか、4番手を2列目に入れるか、5頭目の有力馬を3列目に追加するか。
どの買い方がより的中に近付きそうか、じっくり検討が必要となるわけである。

一例として、先日の金杯での自分の買い目を見てみよう。

◎⑥エアスピネル
◯⑮マイネルハニー
▲⑤フィエロ
△①ブラックスピネル

購入 ⑤⑥⑮→⑤⑥⑮→①⑤⑥⑮
着順 ⑥→①→⑮

基本である234の8点から、▲を1列目に入れて12点にしたところ惜しくもハズレ。
△を2列目に入れるパターンなら当たっていたという悔しさのあまり血涙を流す結果だったが、今後大きな果実を手にする望みは見えたかなあと。

また、上記の3通り以外にも、本命が連対は固そうなら1、2列目それぞれ固定にしてみたり、エイシンヒカリのような1着か着外かみたいな馬がいたら1列目にだけ入れてみたりとか、様々なバリエーションが考えられる。

今まで回数は多くないが、3連単を当てたレースはやはり格別な記憶となっている。
そんな甘美な記憶と、お財布の中身を増やしていきたいものである。