旅打ち日記 阪神編③ 園田競馬場 2016.12.13
そんなわけで土日は連敗。月曜日は1日神戸観光に当て、しっかり気分転換と鋭気養成が出来たということで、最終日は満を持して園田競馬場へと。
負けっぱなしで帰るわけにいかない。本来、阪神で大勝利を収め、園田参戦は余裕綽々の物見遊山がてらになる筈が、一発逆転に賭け、目を血走らせての参戦になるとは。
そんな必死の状態につき外観の写真は撮り忘れてしまった。中はまあうらぶれた感じの、古き良き鉄火場といった趣き。
園田のパドックを臨む。
こちら阪神。
こうして並べると、とても同じ競技を行なっている施設とは思えない。
そうや、あんなハイカラな阪神競馬場なんて、馬券師のいくさ場ちゃうわ! ワイは園田で天下とったるんや!
思わず絶叫し、すかさず入口で購入した競馬キンキなる専門誌を広げる。こちら、ペラ1枚の4ページ構成でありながら500円というとても商魂たくましい価格設定。普段なら見向きもしないところだが、記念がてらに買ってみる。
横向きの馬柱がなかなか新鮮。なお画像のように予想家全員◎とかそれに近い馬はしばしばいる。やっぱ地方は基本的に固いってことだろう。
朝、少しやみつつあった雨が、1レース開始ぐらいのタイミングで再度落ちてきて、本降りになる。予報では天気は悪くともそこそこ暖かい日になる筈だったが全然寒い。
園田には曇天がよく似合う。
とはいうものの、氷雨降りそぼるとなったら少ししんどい。幸い、屋内の一般席が割と空いていたので、そちらで観戦。
が、馬券も天候同様にパッとしない。
配当の安くなりがちな地方競馬ということで、主に3連単を少なめの点数で買っていたのだが、わざわざ難易度を上げる愚行だったか。
たまに馬連を買ったら1・3着、3連複を買ったら1・2・4着といった具合で、何かに見放されたような状況。
そんな中、ようやく3連単を3点で仕留める。
しかし1・2・3番人気が順番通りに入着につき、800円程度しか付かず、負け分を取り戻すには至らず。
まさに白旗。後から検証したところ、全レース1〜3人気の3連複だけ1,000円ずつ買っていれば、12,000円のプラスで帰れたとか。
結局、阪神旅打ち3連戦は全敗という結果に終わった。
這々の体で新大阪まで逃げ帰り、お土産購入もそこそこに新幹線に飛び乗る。
そんなわけで、帰りの車中で幾分センチな心持ちになってしまったのも無理からぬことといえるだろう。
でもね。
負け旅から帰ってまだ3日ばかりしか経っていないにも関わらず、現地で未知の光景を目の当たりにし、歩いた記憶を振り返ると、楽しかったなーってなんて思っちゃったり。
また行くよ。
懲りないよ。