旅打ち日記 阪神編① 阪神競馬場 2016.12.10

土曜日の早朝。昨晩ヨシヒコ見ながら中途半端なところまで行っていた荷支度の続きに手間取り、思ったよりも出立が遅れてしまった。
まあ、道連れがいる旅でもなし、多少のプラン変更はむしろ一人旅の醍醐味と、夜明けの静謐な街を足取り弾ませ行く。

新横浜駅にて、金券ショップで初めて買ってみた新幹線回数券を使い指定席券を発行。やってしまえばごく簡単な作業ではあったが、何事も初体験というのは少し緊張する。
そんな些細な非日常も心地良い、旅立ちの朝。

そんなこんなで希望をのせてのぞみに乗車。あいにく窓際の席を確保するにはだいぶ後発の便を待たなければならなかったため、通路側の席を取らざるを得なかったが、まあ景色を楽しむよりももっぱらスポーツ新聞と向き合う道中なのでさほど影響は無い。
とはいえ快晴の朝、窓外の富士山はものすごく雄大で綺麗で、思わず反対側の窓に見とれてしまったところ、窓際の席のお姉さんに訝しげな目を向けられてしまった。パシャリとやるわけにはいかなかったのが残念。

 

レースの検討をしながらの道中は本当にあっという間。新大阪到着。もっと考えてたいのに、もう着いちゃうのかよ、といったものである。

新大阪も大阪・梅田も経由地であり目的地ではないが、新鮮な地に足を踏み入れ、気分は高揚。駅のエスカレーターの左側が歩く人用に空けられていることひとつとっても、おお知識として知ってはいたけどホントにそうなのねと軽く感動。
すっかり気分はなにわモードに。

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大阪やで〜ワイの心のふるさとや!

 

 

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阪急に乗り換えますねん。今年は阪急優勝や! ブーマーはん頼んまっせ!!

 

 

などと呟きながら電車を乗り継いで、仁川駅到着。地下通路を通り、阪神競馬場に到着。

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噂には聞いていたが、とても綺麗で居心地の良い競馬場。いわゆる生臭い鉄火場感はなく、また東京以上に若い女性の姿が目立つ気がした。

というより、東京競馬場で若い女性を見かけた場合は、9割ぐらい彼氏か旦那(及び子供)と一緒のパターンなのだが、阪神は女性だけのグループがとても多いように見受けられた。
これは施設の綺麗さとかより、関西の女性の特質なのだろうか。何にしても好ましいことではある。

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入口からすぐのところにパドック。どうでしょう、このボロひとつ落ちてなさそうな綺麗さは。いや、実際はボトボト落ちてるだろうけど。

 

馬場を臨む。この眺望の良さ。

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楽しく遊べる上に、こんな景色に出会えるから競馬場巡りはたまらない。

さすがにこの時期で風も強いとなると外は寒かったが、そこらじゅう物珍しく歩き回っていたため、凍えることもなく満喫。

 

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この写真をSNSに上げればクリアファイルもらえるってことで、開設だけしてあるツイッターで初つぶやき。

余談ながら、そちらも近々稼働させようかと考えている。

 

さて、肝心の馬券の方は、なかなかどうして。東京モンに稼がせてたまるかいなとばかりに、なかなか手厳しい仕打ちの連続。
折角軸にしていた9番人気が1着だったのに、鮫島克駿が13番人気なんぞ2着に持ってきやがって台無しにしてくれたり。
2頭軸の3連複を松若風馬のおかげでヒモ抜けにさせられたり。
総じて若手の健闘で、こちらの馬券がゴミに変えられていく展開。

 

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秋華賞でお世話になったカイザーバルは元気そうだったが、単勝1.4倍で2着。君も悔しかろう。

そして、メインレースは既報の通り。

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ようやく最終レースで6番人気軸にした3連複が当たるも、相手が1、2番人気なので焼け石に水。2、3着の写真判定が長かったが、コレが着順逆かせめて同着なら収支プラスだったのに……

ここのところの不調はこの遠征先でも付きまとうのかと、些か暗い気持ちで予約したねぐらに向かう。
宿近くのスーパーで食料を買い、旅の楽しみホテルでの晩酌。

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やっぱたこ焼きとお好み焼きでしょうということで。ひとっ風呂入ってた間にすっかり冷めてしまってたけど、まあ美味しかったです。

ほろ酔いで、明日のレースの検討。こちとらただの旅行ではない、勝ちに来ているのだ。
スポーツ新聞を広げ、ああでもないこうでもないと。普段東スポ派の自分、ご当地ではもちろん大阪スポーツ。

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「オオスポ」ではなく「ダイスポ」なんですね。

 

日曜日の雪辱を期し、旅先の夜は更けて。