2022 高松宮記念 感想戦

まず間違いないと思われた馬が沈み、まず来ないだろうと思われた馬が来る。
だから競馬は面白いなのか、だから競馬はイヤんなるなのかは捉え方次第。馬券が当たればどちらになるかは言うまでもないが。

◆高松宮記念

【予想】
◎⑦レシステンシア
◯⑬トゥラヴェスーラ
▲③シャインガーネット

【買い目】
馬連 ⑦ー③⑬
ワイド ③ー⑬
3連複 ⑦ー③⑬⑱

レシステンシアからのワイドはまるで付かないので、やっぱ怖いグレナディアガーズを加えた3連複のみ抑えておく。

【着順】
②ナランフレグ
⑨ロータスランド
⑩キルロード
⑬トゥラヴェスーラ
⑰メイケイエール

 


レイハリアもファストフォースも先行争いに加わることなく、ハナを取ったのはレシステンシア。よく考えたら想定しておいて然るべきだが、好位から抜けだす競馬が板についてきていた昨今、この可能性は全く抜け落ちていた。
尤も、ハイペース逃げで押しきるのも、かつては得意としていた戦術。力の差を見せるかと期待もされたが、思っていたより付いてこられてしまい、直線半ばでもう苦しそう。こりゃ交わされるのを2頭までに抑えるのは無理だなと、大本命の飛びを悟る。

ペース流れたとはいえGⅠで後ろから大外まわして勝てるのはレジェンドクラスの傑物のみ。
まさにそんな競馬で届かないんだろうなと踏んでいたナランフレグ&丸田恭介が気持ちの良いイン付きで伸びてきて、一度は内に少し寄ってきたトゥラヴェスーラに塞がれかけるものの、そこも開くや更なる伸びを見せる。
いつも良い脚を使うも、重賞勝ちはなかった馬が初挑戦のGⅠで見事な勝利。馬上でもインタビューでも男泣きしたパートナーの姿は印象的だった。

自分の中では5番人気は過剰評価、ここでは先行できずにそのまま終わるか、先行してもレシステンシアに潰されるだけだろうと思われたロータスランドが立派な地力で2着。
ほぼ即切りだったキルロードが先行して粘って17番人気3着となる。

対抗のトゥラヴェスーラもインをついて一瞬おっと思わせたものの、最後は黄色枠2頭に脚色劣り4着まで。
▲のシャインガーネットはそのトゥラヴェスーラとの競り合いに敗れて早々脱落。

非常に面白いレースではあったが、見方を変えれば、スプリンターズSから勝ち馬と3着馬が消えて、2着馬が不調か衰えでいつもの姿ではなく、格上かと思われた最内と大外も案外と、GⅠらしからぬ内容でもあったのかなと。


そしてこちらの馬券は話にならぬボロ負け。
散々なGⅠ開幕戦だったが、まだいくらも挽回の機会はある。
4月になれば新たな年度、新たな季節の始まり。馬券収支も一旦リセットということで、気持ちも新たに頑張っていきたい。