2021 京都2歳ステークス・京阪杯 感想戦

もうダート頂上決戦にモードを切り替えねばならないが、まだ前週の振り返りが済んでいない。

まだまだ続く阪神ロングランの11月最終週は、暮れと来春のGⅠを見据える2歳馬たちの重賞、そして歴戦のスプリンターたちの電撃戦を、今年も京都から代替で開催。
秋から冬に季節は変わっても、仁川の地はまだまだ熱い。

◆京都2歳ステークス

【着順】
⑧ジャスティンロック
③ビーアストニッシド
⑦フィデル
①ポッドポレット
④シホノスペランツァ

ペースはスロー。というよりこの日の阪神は強風のため時計が掛かっていたという。

そんな中、出負けして後方になったところから大外捲り上がってきて、垂れない先行馬たちとの叩き合いを制して最後には半馬身抜け出したジャスティンロックは相当パワフルな馬だということだろうか。
リオンディーズ産駒は初重賞勝利。ダービーまでの5戦で現役を終えた父と異なり、長く活躍する産駒に出てほしいところ。

 



◆京阪杯

【着順】
②エイティーンガール
⑤タイセイビジョン
⑦ファストフォース
⑫アイラブテーラー
⑬シゲルピンクルビー

2走前にレイハリアとアタマ差だったにも関わらずえらく低人気だったエイティーンガール。
当方も気付いており、当初はこの馬から直近の実績ナンバーワンかつ今年凡走知らずのシヴァージ、そして平坦巧者と思われてか夏の活躍の割にやはり低人気のファストフォースへの馬連・ワイドにしようかと思っていた。

が、検討を進めて追い込み馬にこの枠は厳しい、またテン乗りの秋山騎手がうまく捌いたり強引に割ってきたりはできないだろうとジャッジし、シヴァージとファストフォースの馬連・ワイドのみにしてしまう。

蓋を開ければシンプルな大外ぶんまわしで届いてしまいましたとさ。
ファストフォースはやはり地力もしっかりあり、前で粘ってくれただけに悔しい。ワイドで3,600円もつくとは……
一方のシヴァージは積極的に位置をとり、直線もいきそうに思えたが案外伸びず。結果論だがこのレースに限って言えば従来の追い込みに戻した方が良かったのだろう。


府中の屋内モニターにて観戦していたわたくし。現地分含めこの日はボウズで終わるという屈辱にまみれる。
ガックリ肩を落とし、スタンドに戻ると、ターフではジャパンカップの表彰式が行われている。
勝利者たちのステージを虚無の目で見つめるわたくし。栄誉に輝く名馬の姿とは実に対称的。

名馬の対義語は駄馬ではなく、ダメ人間なのかもしれない。