2021クラシックへの道㊻ さよならアーモンドアイ(2020.12.19)

昨年最初で最後の中山競馬場現地参戦となったあの日のことを振り返ると、やはり思い浮かぶのはアーモンドアイの引退式。
遠目ではあったが沈む夕陽の元、去りゆく名馬の姿を両瞼に焼き付け、惜別と感謝の拍手を贈りつつ、やはりもう彼女の走る姿を見れないこと、一つの時代が終わることに一抹の寂しさ。

当日のことはこちらの記事などよろしければ。
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かの猫野白さんが言っていたように、とても悲しいさようならの後にはとても嬉しいこんにちはがあるのが世の常。
キタサンブラックが去った後にアーモンドアイが瞬く間に頂点へと上り詰めたように、明日のスターもきっと出てくるはず。

12/19(土)


◆中山5R 2歳新馬 芝1800 晴 良

⑨アールバロン 北村宏
⑥ターゲット 斎藤
⑩ホウオウリアリティ 大野

どスローの前残り。番手にいたアールバロンの伸び脚は鋭かった。


◆中山7R 2歳未勝利 芝1600外 曇 良

⑭ドラミモン 岩田望
⑨ビューティフルデイ 三浦
⑩ウインシャーロット 石川

中団から伸びたドラミモンがゴール地点で前を捉えてクビ差勝利。デビュー2戦はローカル場で連続二桁着順だった馬が堂々正面突破。

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◆中山9R ひいらぎ賞(1勝クラス) 芝1600外 曇 良

⑥シュネルマイスター ルメール
②ワザモノ 黛
⑤アラビアンナイト 戸崎圭

緩みのないペースの中団でレースを進めたシュネルマイスターが直線では一頭だけ全く違う手応えで抜け出し完勝。
2着のワザモノもしまいは見劣りしなかったが、エンジンの掛かりが遅すぎた。

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◆阪神4R 2歳未勝利 芝1800外 曇 良

②ショウナンアレス 池添
⑥セブンサミット 福永
⑰ジオフロント 川田

うまく間をゆるめたペースでセブンサミットが上がりも良く逃げきりを図るも、好位にいたショウナンアレスがより強い末脚で迫り、競り落とす。


◆阪神5R 2歳新馬 芝1600外 晴 良

⑫エリザベスタワー 武豊
⑭ウインアキレウス 国分優
⑯テーオーロイヤル 幸

出遅れて後方からになったエリザベスタワーが末脚発揮し差し切り勝ち。何か2戦目の結果を知ってから見ると大した勝ちっぷりではないように見えてしまう……


◆中京7R 2歳未勝利 芝2000 晴 良

⑨マテンロウエール 横山典
⑩リーブルミノル 泉谷
⑪マイネルグロース 秋山稔

好位で競馬を進めていた1番人気マテンロウエールがコーナー抜けるやスッと先頭に立ち、喰い下がるリーブルミノルとマッチレースになるも差し返しは許さず先頭でゴール。


奇しくもこの日勝利して大物と騒がれたマル外のシュネルマイスターとエリザベスタワーはどちらもイギリスの名馬キングダムの産駒。
エリザベスタワーは次のエルフィンSで敗れたが、シュネルマイスターはクラシックへの正門といえる弥生賞にてどんなパフォーマンスを見せられるか。もちろん今の時点で通じると断言などできないし、数年後に引退式を開くような名馬への足掛かりにならないとも限らない。

喪失を埋めてくれる、とっても嬉しいこんにちはを齎してくれるのは誰か。楽しみに待ちたい。