2020 中山大障害・阪神カップ・東京大賞典 感想戦

古馬と若駒、それぞれの頂上決戦に胸熱くした令和2年最終週。

それだけでなく、予想記事は上げられていなかったが、障害の頂上決戦に、ジャパンワンじゃないよジーワンだよのダート頂上決戦、更にはスーパーGⅡなんて呼ばれたりもする快速馬たちのほぼ頂上決戦と、とにかく年末らしくスペシャルな番組がこれでもかと組まれており、当然勝負に打って出ていたわけで。
年を越してしまう前に、まとめて回顧。

◆中山大障害

◯⑪タガノエスプレッソ
☆③ケンホファヴァルト

【買い目】
単勝 ③
馬連・ワイド ③ー⑪

前走オジュウチョウサンを下したタガノエスプレッソは、人気しすぎるようなら適性は3000mそこそこで、4000m級になると厳しい可能性があると切ろうと思っていたが、3番人気に収まっていたので、じゃあ走力は抜群ってことでここは買いだなと。
相手は今年の春まで平地の準OPでそこそこやれておりやはり走力は折り紙付き、障害転向後も下のクラスではあるが最後まで脚色鈍らず走れており距離伸びても良さげなケンホフォヴァルトで。人気なさすぎなんで単勝も少々。

【着順】
⑭メイショウダッサイ
③ケンホファヴァルト ☆
⑪タガノエスプレッソ ◎
⑫ブライトクォーツ
②ヒロノタイリク

何度かハナが入れ替わる道中、ずっと好位に付けていたケンホファヴァルトが最終障害の前で進出し先頭へ。全く減速せずの飛越にヒヤっとしつつその気迫に心打たれる。
最後の直線、大番狂わせを起こしてくれるかと夢を見るも、単勝1倍台に推されたメイショウダッサイがさすがの脚色で迫ってきて、抜き去られてしまう。

それでも大健闘の2着。今回は控える競馬で脚を溜めたタガノエスプレッソもしっかり人気と同じ着には入ってくれてワイドのみであるがゲット。
強いのがバレる前に買えて良かったなあと。

 


あとふたつは当たっちゃないのでサラッと。

◆阪神カップ

【着順】
⑥ダノンファンタジー
⑯マルターズディオサ
⑫インディチャンプ

結構タイトめのペースに思えたが、好位の内側にいたダノンファンタジーも外側にいたマルターズディオサも止まらず、翌日のグランプリ同様牝馬のワンツーとなる。

距離短縮でペースが速かったか今回は後ろからになったインディチャンプもさすがの追い込みを見せたものの3着まで。何となく今回は届かんなら届かんでいいやという乗り方にも見えた。

馬券はインディチャンプとフィアーノロマーノからしか買ってなくハズレ。
マルターズディオサがこの舞台・相手・枠でこんな芸当ができるとは考え及ばなかったが、ダノンファンタジーについてはここしばらく馬券にはなってなくとも着順ほど弱い競馬はしておらず、前走は道悪がダメだったわけだし、ここ狙えたなあと反省。


そして今年のフィナーレを飾るダート決戦。

◆東京大賞典

⑦オメガパフューム
⑭カジノフォンテン
⑨ウェスタールンド

今年は中央勢のメンバーレベルが高いとは言えず、オメガパフュームの一強状態。相手探しはともかくアタマは決まりだろうと思われたが演じられたのは案外の接戦。
好位から前を見ていたオメガがコーナーで進出してそのまま突き抜けるかと思われたが、先行したカジノフォンテンが粘りに粘り、後ろからはオメガをマークして上がってきたウェスタールンドが迫る。

正直子ども扱いするんじゃないかと思われた馬たちと必死の競り合いとなったのは遅すぎた展開によるものか調子落ちか。それでも何とかクビひとつ前に出て、見事に3連覇達成という偉業を成し遂げる。
12月の中央競馬で1勝もできなかったミルコ・デムーロの喜びあふれたインタビューにこちらも思わず顔を綻ばせてしまったり、あれだけ勝ちまくってた騎手が置かれている厳しい現状に物思ったり。

前走ノンコノユメやモジアナフレイバーを千切っているカジノフォンテンをノーマークにしてしまうという不覚で馬券はハズレ。
大勝負モードではなく千円しか使わなかったので傷は浅いとはいえ、もう少ししっかり検討しとけばこの馬の可能性に気付けたかもなあと。
まあ一年を負けで締めくくることにも意味はあるのだろうと、前向きに捉えることにしよう。


今年はこれにて終了。
とはいえ一週間も経てばまた新たなスタート。羽を休める暇なんてない。

早速金杯の出走登録馬を眺めああでもないこうでもないと思いを巡らせて。
来年も変わらんわこりゃ。