2020 ホープフルステークス 予想

泣いても笑っても今年の開催最終週。
秋口のごく一時期だけ好調期もあったが、今年通してまあひどい有様。とりわけGⅠで的中にありついたのは五本の指どころか、蟹でも片手で数えられるほど。
オーラス大逆転となるか、傷口を広げて令和二年は世間も馬券も暗黒で終わるか。

もはや敗れは恐れない。どうせなら前を向いて斃れよう。

◆ホープフルステークス

◎⑩ダノンザキッド
◯③ランドオブリバティ
▲⑫アドマイヤザーゲ
△⑦マカオンドール
△⑪タイトルホルダー

威勢の良いことを言いつつ、本命対抗は固めになってしまった。
逃げ・先行馬が何頭かいるがタイトな逃げを打ったことのある馬はおらず、おそらくペースはスローか平均ペース程度。となると人気馬の中でもゲートに難がある馬よりも、好位置からの競馬で決め手もある馬なのかなと。まあごく当たり前の見解ではあるが。

 


◎⑩ダノンザキッド
6月最終週の時計の掛かる阪神にて新馬戦としてはそこそこ流れたペースのレースを目を瞠るパフォーマンスで制したのは強調したいところ。
休み明けの東スポ杯は+24㎏で登場し危なげなく勝利し、それが成長分でも余裕残しでも今回の舞台は大いに期待できる。どうも昨年の勝ち馬と比較して大物感がないと見られている模様だが、それはコントレイルが異常すぎるだけで十分世代の横綱と見做せる存在。中心で買いたい。


◯③ランドオブリバティ
前日時点で1番人気。同舞台の芙蓉Sで先行しながら上がりも速く3.5馬身差つけた勝ちっぷりは確かにダノンザキッドのそれよりも印象は強い。
あの力を発揮できれば三浦皇成騎手に念願のGⅠ勝利をもたらしうるかもしれないが、馬場状態を考えたらどスローと言ってもよい前走よりはさすがに多少流れると思われ、不良馬場の新潟で戦った新馬戦とはまた違ったタフさになるであろうレースに対応できるかどうか。また枠・脚質・人気を考えると絶好の目標としてマークされそうだが振り切れるかどうか。厳しい戦いであることは間違いない。


▲⑫アドマイヤザーゲ
時計の掛かる小倉、高速の阪神両方で抜群の末脚で勝利を収めた。この馬もどスローしか経験がなく、また前走出遅れからペース遅いのにずっと最後方だったことが気掛かりだが、あの決め手を発揮できれば他の人気馬にもひけをとらないと見ている。
なお前走は着差のつきようがないレースだったので、そこは気にしなくて良いかと。


あとは3走目あたりから馬が変わってきており、鞍上のインつきが決まったりしたら面白そうなマカオンドールと、またしても前残りがあるんじゃないかと思わせるタイトルホルダーあたりを絡めたい。
最内で出遅れる可能性が高く、前走ラーゴムに最後は差し返し喰らいそうな勢いで詰められていたオーソクレースは今回危険な人気馬と見て切ることに。ここんとこそういう理屈で切った馬に大体来られてしまうことは内緒である。


決して有馬の前座などではない、これもひとつの頂上決戦。やっぱ勝ちたいや。