2020 秋華賞 感想戦

後年、伝説の三週間と振り返られることになるかもしれないその第一週。
そのトップバッターは春に二冠女王へと輝いたデアリングタクト。久々の登場にして、三冠の頂を目指す大一番へと臨む。

◆秋華賞

◎⑤ウインマイティー
◯⑬デアリングタクト
▲⑫マジックキャッスル
△②リアアメリア

【買い目】
馬連 ⑤⑫ー②⑤⑫⑬
ワイド ⑤ー⑫
3連複 ②⑤⑫⑬

前日段階では八割方リアアメリアは切って、3頭に絞っての勝負とするつもりだったが、当日の芝が回復にともない前日より内外フラットになってきており、前が捕まえにくくなってきていることを見てとり、抑えておくことに。
当然、有力馬を加えたことにより買い目によっては配当がグンと薄めになってしまう。

 


【着順】
⑬デアリングタクト ◯
⑫マジックキャッスル ▲
⑧ソフトフルート
⑯パラスアテナ
⑮ミスニューヨーク

マルターズディオサがハナに立ち、ゆるみのないペースを作り出す。それに続く先行・好位勢にはウインマリリン、ミヤマザクラ、リアアメリアといった有力どころの姿。
デアリングタクトはじめ、こちらの買い目は皆中団。大丈夫か、そこから前をみんな交わせるのかと不安になる。

コーナー差し掛かる前から徐々に進出を始めたデアリングタクトが、コーナーの下り坂を利用して外を回して一気に前へと出てきて、力尽きていく先行馬たちを力強い脚色で抜き去っていき、またも1着でゴールイン。偉大なる記録を達成した。

本命のウインマイティーもその内側を進出してくるが、こちらは手応えが怪しげ。直線で伸びきれず、こちらをガックリとさせてしまう。

一方、マジックキャッスルはデアリングタクトに交わされたときに、慌てず騒がずそのマークに切り替えたのがテン乗り大野騎手の好プレーだった。
待ってくださいお姉さまとばかりに、女王に続いて伸びていき2着。本命が伸びずに一度は諦めかけた自分を救ってくれる。

やはり後方から外を回した2頭の3着争いはソフトフルートが制する。
上がり馬は無いだろう、前走は相手が弱かっただけと頭から決めつけてしまっていたが、あの勝ちっぷりは評価すべきだったと反省。


デアリングタクトの素晴らしいレース、素晴らしい記録にはただただ脱帽して拍手を贈るしかないが、一方でこの女王以外は春クラシック上位勢やトライアル勝ち馬が揃って下位に沈んだことから世代レベルはどうなのかなという疑問も。
まあ今回は前が総崩れという特殊なレースではあったので、一旦はノーカンでいいのかもしれないが……


馬券は◯ー▲の馬連のみゲット。

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本線ではないとはいえ4頭に絞れて2倍返しとか資金配分ミスったなぁと。まあ2番人気のリアアメリアを買い目に入れた時点で配当妙味をグンと落としてしまったわけで、これも己の弱さとしか言いようがない。

次はツメの甘さを見せず、気持ち良い大勝利を決めたいところ。