2021クラシックへの道① 開幕戦(2020.6/6-7)

来年のクラシックをより楽しむため、こんなんを始めてみた。
さすがに世代の戦い全てを取り上げるのは難しいので、芝の1400m以上のみとするが、それにつけてもシーズンが進めばレース数は膨大になっていく。
初回は当然新馬戦のみということで、すべて所感付きにしたが、そのうち詳しく書くのは注目レース・注目馬だけになっていくかも。

6/6(土)

◆阪神5R 2歳新馬 芝1600m(外) 晴 良

【着順】
⑨ダディーズビビッド 武豊
⑥ウインメイユール 和田
④ステラリア 団野

いわゆるどスローの前残りで、3コーナーの入りで前にいた人気薄2頭が順番入れ替えてそのままフィニッシュ。時計的にも上がり的にも走りぶり的にもとりあえず目を瞠るものはない。
3着に終わった1番人気ステラリアは、テンで前の方にいたものの控えたか置かれたかわからぬが後退し、直線では扉が閉まったように詰まってしまい、チグハグなレースだったが、しまいの伸びは評判になるのも頷けた。今後出世するとしたらやはりこの馬か。


◆東京5R 2歳新馬 芝1600m 曇 良

【着順】
⑤ウインアグライア 横山武
⑦ブエナベントゥーラ レーン
⑧サンハーリンゲン 丸山

こちらもどスローで、長い直線での決め手勝負に。
思いのほかエンジンのかかりは遅めに見えたが、評判馬のブエナベントゥーラがここはクリアかと思いきや、かなり早い段階からガシガシ追いまくってたウインアグライアがしまいに更に加速して番狂わせを起こす。かなりの根性娘の可能性有。
馬券買っていないのだけど、レース直前にウインの馬に横山武史って見て予感が走ってたんだよな……単勝万馬券か……はぁ

 



6/7(日)

◆阪神5R 2歳新馬 芝1400m 晴 良

【着順】
①アスコルターレ 松山
②マイネルジェロディ 和田
③カスティーリャ 西村

枠順も人気も1・2・3番で決まる。
荒れていない内側を楽なペースで逃げられたことを差し引いても、ついてきた2頭を振り落とし、直線追い上げてきたマイネルジェロディに対し、ノーステッキで余力たっぷりだったアスコルターレは強かった。厳しい流れになっても強いかはわからぬ。


◆東京5R 2歳新馬(牝) 芝1600m 晴 稍重

【着順】
④サトノレイナス ルメール
⑤ジュラメント 藤田菜
⑨アップリバー 石橋脩

入りの3ハロン38秒といくらなんでも遅すぎると見てとったか、出負け気味だったジュラメント藤田菜七子がコーナー前で上げていきハナをとる。これが好判断で最後差されはしたものの2着。いくらなんでもこんなレースはそうそう出来るものでなく、次走人気が過剰になるようなら嫌う手もあり。
単勝1.4倍の人気に応えたサトノレイナスだが、思ったよりつかまえるのに手間取っており、これまた上のステージでどうかは微妙。
尤もこの厩舎はアパパネもアーモンドアイもデビュー戦は負けており、兄のサトノフラッグに至っては掲示板すら外している。まずはあまり仕上げず実戦を経験させる方針かもしれず、その中で勝ちきったのは大器と見るべきなのかもしれない。
なお鞍上のコメントによると他馬を怖がってしまうとか。それが本当なら揉まれたらめっきり弱いタイプってことになるが、克服できるかどうか。


◆東京6R 2歳新馬 芝1400m 晴 稍重

【着順】
⑭グレイトミッション 野中
⑪エコロテッチャン 藤田菜
④エナジーロッソ レーン

今度は抜群のスタートで逃げた藤田菜七子がまたしても穴を開ける。なお次のレースでも人気薄を持ってきており、この日の5〜7レースで菜七子の複勝コロガシをしていれば1,000円が約25万円になったとか。
混合戦だが上位3頭を牝馬が占める。レースレベルは上位馬の次戦以降を見ないことにはなんとも。
上で国枝厩舎はデビュー戦仕上げない傾向が〜と書いたが、それにしても11着のリュラネブラは負けすぎ。父カナロア・母父ステゴと、血統的には垂涎ものなのだが。



アスコルターレの勝利により、新種牡馬の一番星はドゥラメンテが挙げ、二大巨頭とみなされているモーリス産駒は大評判のブエナベントゥーラも敗れ、初週は未勝利。今週の産駒の中では次いで注目されていたドナウエレンも掲示板まで。
何だか、かたや春クラシック二冠とった馬、かたや本格化は4歳になってからだった馬ということを象徴しているようにも思えるが、勿論そんな物語を作るのは早計。モーリス産駒にはまだまだ超良血が山ほど控えている。期待して待ちたい。


☆にわか的注目馬
ウインアグライア
アスコルターレ