2019 朝日杯フューチュリティステークス 予想

今週は日曜に会社行かねばならず、貴重な休日である土曜日はたまっている家事などやるのがまともな人間なのであろうが、暮れの中山をのんびり楽しめる無二の機会、しかも贔屓の馬が何頭か出るというのではるばる船橋法典まで旅に。

で、応援した馬はことごとく馬券にならぬわ、自分はケツの毛までむしられるわで惨めに潰走。
這々の体で帰ってきてヤケ酒飲んで、ダウンして、テッペン過ぎの時間に目覚める。見渡すと狭い独居部屋は散らかり放題。

何やってんだかと自嘲。GⅠの検討済ませてさっさとまた眠りに落ちよう。
また、こんな自分にとってレース名が皮肉の効いていること。

◆朝日杯フューチュリティステークス

◎⑧タイセイビジョン
◯②ビアンフェ
▲⑥サリオス
△③ペールエール
☆⑤マイネルグリット

 


先週の阪神JFでレシステンシアが逃げて2歳レコード樹立、後方からのリアアメリアが末脚不発で勝ち馬入線時に画面にも映らない大敗を喫したことで、行った行ったの馬場のように思われがちだが、それは合ってるとも言えるし、そうでないとも言える。
その心はというと単純な話で、前にいた方が有利なのは間違いないが、ちゃんと強くなくては粘れないというごく当たり前の話。
また、後ろから直線ドカンでは勝機が薄いが、離されすぎずに脚を溜めたり、良きところで進出できれば先行馬でなくともチャンスはあるというのも、これまた当たり前の話。

後者のような競馬でしっかり先行馬をとらえきることができそうなのは、ともに前走で重賞勝利したサリオスとタイセイビジョンだが、初輸送・初右回り・初多頭数という点でサリオスはやや不安かなと。
もちろんレース後には、強い馬はどこで走ってもお強いのねとなっている可能性は大いにあるとは思うが。

本命はタイセイビジョン。出遅れて激しく後ろからになった函館2歳Sでは敗れたものの、特性の異なる3場で好結果を出しているという担保付なのはデカい。
距離延長となるが、走りぶりからマイルじゃもたないという感じはしないし、まあこの時期この馬場なら距離はそんな気にせずとも良いのではないかなと。(それは他の有力馬にも言えるが)
なぜかルメールが継続騎乗でなく、力上位とは思えないラウダシオンに乗ることが不気味ではあるが……きっとユタカさんに朝日杯初勝利をプレゼントしたいのかなと都合よくとらえることにしておこう。

距離を気にせず有力視したいもう一頭がビアンフェ。あまり先週の結果に引っ張られすぎてもいけないが、レシステンシアの再現を見せるならばこの馬かと。
本命馬には1200で勝って1400で負けているこの馬が1600でも好勝負を演じ、ライバル関係は春まで続いて……なんてことになれば面白いなあと。

不遇をかこう騎手には申し訳ないが、近頃トレンドのミルコリターンとなるペールエールも抑えておきたい。
もちろん騎手云々でなく、他の先行馬が崩れる中、粘って3着のデイリー杯は評価して然るべきかと。

穴の狙い目としてはマイネルグリット。
前走人気していた馬が1度の大敗で人気落としすぎたら買いの鉄則にピッタリ当てはまる。土曜日に500万馬券を演出した国分優騎手が良い意味でやらかしてくれることに期待。

デイリー杯勝ち馬のレッドベルジュールについては、あの勝ちは京都を知り尽くした鞍上でこそ為せる技という感が強く、この人気では買いづらいかと。むしろあのスタートを再現してしまったら、その時点で終了の可能性すらあってキケン。


未来への道を切り開くべく出走する若駒たちと我が身を比べても哀しいばかり。
せめて馬券で、人生の負けとまではいかずとも、土曜の負けぐらいは取り返したいものである。