2018 秋華賞 感想戦

新たなる三冠牝馬が誕生し、競馬界隈は熱狂と興奮。
そんな中、頭を抱えているのは、当方のようなヘボ馬券野郎と、山田のアンちゃんぐらいではなかろうか。

秋華賞は実家で視聴。
前日の晩ご飯のときにそこそこ飲み、ひと眠りして夜中に起きて朝方まで小説もどきなぞ書いていたこともあり、検討を詰められなかったという言い訳などしたところで仕方ないし、見苦しいだけである。

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◆秋華賞

◎⑪アーモンドアイ
◯②カンタービレ
▲⑦ラッキーライラック
△⑱ダンサール
△⑯プリモシーン
☆⑧トーセンブレス

【買い目】
3連複 ⑪ー②⑦⑧⑯⑱/⑤ー⑪ー⑯
ワイド ②⑦⑱

後から見てみると、サラキアを完全には切りきれず、シルク3連複なぞ買ってみるという中途半端なことしてるあたり、敗者のメンタリティだったと言える。
 



【着順】
⑪アーモンドアイ ◎
⑬ミッキーチャーム
②カンタービレ ◯
⑤サラキア
①ラテュロス

激しい先行争いが繰り広げられるかと思いきや、ミッキーチャームがすんなりハナをとって、それなりに落ち着いた流れになってしまう。
その主因は、大外の2頭が案外行かずに控えてしまったところにあるのだろう。ダンサールに至っては中段にいるアーモンドアイより後ろにつけての追走。
また、好位から前を捉える競馬をやるんじゃないかと思えたカンタービレも後方待機に打って出る。

ちょっと今のところ騎手のコメントが見当たらないので推測だが、武豊、デムーロの歴戦の強者二人は、ハイペース必至と予想されたこのレースでは前にいたら潰れると判断したのではないだろうか。
それぞれ速い上がりも使える馬だったこともあり、基本はアーモンドアイと一緒に上がっていっての2〜3着狙い、万一絶対本命馬に何かのトラブルや出来落ちがあれば、というレースに賭けたのでは。

蓋を開けてみたら、この舞台でのGⅠとしてはゆるめペースで、完全にミッキーチャームのレース。川田会心の騎乗。
追い込みでも強かったカンタービレは3着に滑り込んだが、もし好位で溜める競馬をしていれば2着もあったのではと思える。
もちろん、その競馬では案外伸びずに馬券外ということもあり得たとは思うが。

カンタービレクラスの、いわば並の強豪馬からは逃げきれたミッキーチャームだったが、不幸だったのは三冠を目指す、いやそれすら通過点でしかない歴史的名牝候補が同じ時代にいたこと。
展開もへったくれも関係ないとばかりに、慌てず騒がずコーナーを回ったアーモンドアイとクリストフ・ルメール、直線入ったところでスイッチオン。
一人だけ別の乗り物に乗ってるかのような加速を見せ、何でもないことのように先頭に立ち、即座に突き放す。観衆は惚れ惚れとするしかできない。

その豪脚を見せつけての完勝劇、三冠達成劇の前では、こちらの馬券が当たらなかったことなどは単なる些事。
競走距離を誤認してしまったことなども単なる些事……ではないな、コレは。

ともあれこちらの馬券はハズレ。
ハイペース濃厚と思いつつ、圧倒的な馬が後ろにいる以上、先行馬が牽制しあって案外ペースが上がらない可能性も実は織り込み済ではあった。
が、その場合に浮上するのはカンタービレの他、ダンサールやラッキーライラックと考えており、ミッキーチャームには勝手に北海道巧者の疑惑をかぶせてしまっていた。
シンプルに500万勝ちの馬より1000万勝ちの馬だと何故考えられなかったのか……
ラッキーライラックは初めての凡走。今後が心配。


実のところ、歴史的な瞬間を目の当たりにしたにしては、そこまで興奮・熱狂できなかった感も否めない。
それもひとえに、馬券が外れたから、昨日から散々負けてるからというのが所以であろう。
(母親と一緒に観戦してたんで大騒ぎできなかったってのもある)

純粋に競馬を楽しむには、実は馬券って買わない方が良いのかもなぁとか思ったり。


こういうの書いてます。なにげに今回1着・3着だったり。
kakuyomu.jp