2017 エリザベス女王杯 感想戦

競馬を初めて1年半。ぼちぼち新たな展開に打って出ようと、青春ラブコメ競馬予想小説なる、サンドウィッチマン風に言えば、ちょっと何言ってるのかわからない新分野を開拓。
書き始めてみたら割と力が入ってしまい、当初予定していたサブブログではなく、小説投稿サイトに掲載なぞしてみたり。
まあ何にしても新しい試みを始めてみるってのは楽しいもんです。

第1話 エリザベス女王杯 - ウマジョの澤多莉さん(若林新士) - カクヨム

さて、澤多莉さんが初めて予想してみた記念すべきレースとしてもお馴染みのエリザベス女王杯。彼女はめでたくビギナーズラックで勝利を掴めたかどうか。

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◆エリザベス女王杯

◎⑯ヴィブロス
◯⑩ミッキークイーン
▲⑪ディアドラ
△⑬ジュールポレール
☆④クロコスミア

【買い目】
3連複 ⑯ー④⑥⑩⑪⑬
馬連 ⑩⑪⑯
馬連 ⑬ー⑩⑪⑯
※単複 ⑬
※3連単 ⑬→⑩→④

ちなみに※の2つは上述の小説の作中で澤多莉さんが購入している馬券ということで。単複と3連単を1点ずつというのがスタイル。
もし的中して、現実の自分が買ってなかったら悔しすぎるので、こちらも少額購入。
 


【着順】
⑤モズカッチャン
④クロコスミア ☆
⑩ミッキークイーン ◯
⑮マキシマムドパリ
⑯ヴィブロス ◎

意外にもクインズミラーグロが逃げを打って、クロコスミアが控える形。ぬおっ、コイツはどうなる? と思うもペースはスローで、良い位置にいた力のある馬が残る結果に。
番手からクロコスミアが粘りきるかと思いきや、内側の好位置をしっかりキープし、追い出しのタイミングもドンピシャだったモズカッチャンの差し切り勝ち。

本命ヴィブロスは見た目の位置こそ悪くはなかったものの、完全に掛かって余計な体力を消耗してしまっており、伸びを見せられず掲示板止まり。

唯一後方から馬券内に飛び込んできたミッキークイーンはさすがの強さ。しかし、この展開では3着が精一杯といったところか。

モズカッチャンは取捨を迷った1頭ではあったが、最後のヒモ追加でリスグラシューと二者択一となり、人馬ともに応援したい方を選んでしまっていた。
軸も妙味を考えてミッキークイーンにする方向にかなり傾いていたので、ほんの少し決断が違っていれば3連複取れていたなあと。
などと言っても詮無いこと。1円の払戻しも無い結果には変わりがない。

なお、ジュールポレールは直線入りしなは良さげに見えたところ、まったくついていけず清々しいまでの大敗。
澤多莉さんの初陣も見事に撃沈。なにげに3連単の他2頭が順番は違えど入ってるのが凄いのか何なのか。

それにつけてもまたミルコ。

もちろんGⅠ9連続3着内というのが賞賛されるべき記録だとはわかっている。
まして今回は鉄板級とは言えない馬で成し遂げられた勝利でもあり、素直に脱帽、拍手を贈るべきアスリートであることもわかってはいる。

でも、何だかシラけたような気持ちを抱いてしまったのも事実で。

どうせ外すなら、今回は和田騎手に勝ってもらいたかったなあと。様々なことを考えるにつれて、そう思えてならない。
入着直後に見せた笑顔、すぐに勝利者を讃えたという人間性を耳目にするとなおのこと。ミルコとモズカッチャンに向けて手を挙げ、離れていく姿を見ると胸がつまりそうになる。

聞くと、16年GⅠで勝っていないとのこと。
彼のような素晴らしい人がいつまでもグッドルーザーに甘んじず、いつか大輪の栄冠をまた掴んでほしいなあと。切望にも似た思い。

そんな感傷を抱いてるから、ろくに馬券もとれないのかもしれないが。