2017 秋華賞 感想戦

秋本格到来、行楽の秋、競馬の秋じゃいと思いきや、日本中雨がふりそぼり、ぐんと冷え込んでしまった。

日曜もこんなんじゃ困るなあ、秋競馬ってのは気持ち良い陽気の晴れわたる空の下で見たいもんだよなぁなんて思うも、どっちにしろこちらは仕事。
ため息ついて電車に乗って。せめて想いはターフに馳せようと思うも、こんな日に限って対応せなあかん案件が殺到。
ようやくひと息ついた休憩時間にPATにて馬券購入。

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◆秋華賞

◎⑦リスグラシュー
◯①アエロリット
▲⑪ミリッサ
△⑭ディアドラ
△⑰ポールヴァンドル
☆⑱カリビアンゴールド
★⑥メイショウオワラ

【買い目】
3連複 ①⑦ー①⑦⑪⑭ー⑥⑧⑪⑭⑰⑱
馬連・3連複 ①⑦⑪⑭

ヒモ荒れ期待で3連複フォーメーションの3列目を手広くいく。無印だったが、どうも前残りもあるのかなとカワキタエンカも追加。

情報遮断のため、退勤後にスマホを一切見ずに帰宅し、レース鑑賞。
我がマネーは一体いくらに膨れ上がっていることだろうかと胸膨らませながらテレビにかじりつく。
 


【着順】
⑭ディアドラ △
⑦リスグラシュー ◎
④モズカッチャン
②ラビットラン
⑧カワキタエンカ

カワキタエンカがハナに立ち、アエロリットとファンディーナが続き、馬場状態を考えたら相当速いペースで流れていく。
こんなんでも残してしまったのが前走のアエロリットとカワキタエンカなので、どうなるんだろうと予測付かず、手に汗握る。

お、我が本命のリスグラシューが進出し始めたぞと思ったところで、それよりも前にいたモズカッチャンが仕掛ける。直線まんまと先頭に立ち、手ごたえもまだまだ。前走本命だったモズカッチャンを今回は切ってる当方は、こりゃやられたかと頭を抱える。
平均以上のペースになると、このメンバーでは前で持たず後ろから届かずだろうなと考えていたが、見誤りだった。実際もっと控えていたら掲示板ぐらいが精一杯ではないかとは思うが、そこはGⅠだと4割増ぐらいの名手になるミルコ・デムーロ、乾坤一擲の早仕掛けで勝利へと邁進。
より力のある馬がより良いタイミングで仕掛けるか、問答無用で強い馬がいない限り、スプリンターズSに続いて、GⅠ2連勝を飾っていただろう。

が、その条件を満たす馬が1頭ずついた。
上がり最速のディアドラと、その次に速かったリスグラシュー。強かったし、ジョッキーもその強さを存分に発揮させる騎乗だった。
特にディアドラの上がりが、2番手のリスグラシューより0.5秒も速いのは驚異的。春から進化を続けて、ここに来てまさに問答無用の強さ。
こんなんが本番で転がり込んでくるとか、ルメールは笑いが止まらないんじゃないだろうか。

他の馬はノーチャンスだったように思える。
アエロリットがこれまで見せてきた粘りを見せられなかったのは、馬場か、それとも関西輸送が厳しかったからか。
ミリッサは案外の伸び。良馬場で今一度見たいところ。
穴あけ期待の馬たちも奮わず終戦。

馬券的には、かろうじて馬連ゲットで収支トントン。最後の最後に差してくれたリスグラシュー万歳。ユタカさんありがとう。
思ったよりファンディーナが人気してくれたおかげで、かろうじてガミらずに済んだ。

結果論でなく、3連複なまじ配当つくからって手を広げすぎだったかなと。3列目だけに入れた4頭のうち、悪くとも1頭、できれば2頭は切るべきだった。
もちろんそれで悔やむこともあろうが、可能性ありそうな馬をことごとく拾っていたらキリがないわけで。

終わってみれば、オークス掲示板組での決着。
終わってみれば、デムルメ武豊の決着。

ではあるのだが、その中身は実に見応えのある、面白いレースだった。
3歳女王の座を争った牝馬たちが、いよいよ世代での戦いを終え、歴戦の女傑たちとの戦いに繰り出すことになる。
早速、いくつかの陣営は来月のエリザベス女王杯への参戦意向を示しているとのこと。

楽しみで楽しみで。
平日なんてなくなっちゃえばいいのに。