2017 鶴ヶ城ハーフマラソン 回顧

この夏十分にトレーニングを積み、レベルアップどころかクラスチェンジして本番に臨む。
そんな目論見が、ドラクエと天候と、何よりも己の怠惰により水泡に帰したのは既報のとおり。

www.bakenbaka.com

まあしょうがない、こうなったら完走と自己ベストでも目指してえっちらおっちら走ってこようと、荷物をまとめ、東北行のバスに乗り込んだのは前日土曜日の朝。
今回は、現地ほど近くの米沢在住の知人エスコートのもと、プチ観光なぞも楽しむ旅程となっている。

土曜日ということもあり、バスの中ではラジオ聴きつつちょこちょこウマレースに参戦。
初っ端菜七子の複勝ゲットに始まり、5戦3勝と上々の首尾。旅先でおこづかいゲット。
惜しむらくは、肝心の重賞を外したことと、それをリカバリした中山メインは電波悪くてリアルタイムで聴けなかったことだろうか。後から見たら幸騎手の強引な抜け出しに惚れる好レースだった。

折角だから本場の喜多方ラーメンを、ということにり、有名店らしい『なまえ』というお店に来訪。


極太手打ちラーメン。こう見るとうどんみたいやね。普通のラーメンだと2枚のチャーシューが、チャーシュー麺だと4枚になる模様。
見た目の通り非常に素朴、シンプルイズベストといったやさしいお味でした。走る前日より、走った後の方がより沁みるかも。

現地近くといっても県境は越えるってことで、野郎3人でワイワイとドライブがてら峠越え。


虹なんか出ちゃったりして。

その後、温泉行ったり、知人の家でおもてなし頂いたりと、楽しくも有り難い時間を過ごすことができ、翌日のマラソンに向けて鋭気を養う。
惜しむらくは、食べ物やら用意してもらってたのに、こっちのコンビニにはこんなのあるんだとソースカツ丼なぞ買ってしまったせいで、カーボローディングにしてはカロリーを溜め込みすぎてしまったことと、人の家で変に気を使ってしまい、よく眠れなかったことだろうか。
 


んで当日。
会場に着き、トイレ行っときたいけど、緊張もあって出ない(そもそも公衆トイレとか無理なクチ)、そうこうしてるうちにどのトイレも長蛇の列、といった毎度悩まされる問題に今回も直面し、ひとり苦悩するわたくし。
結局いつも諦めてスタートの時間を迎えるわけだが、ハーフならなんとか押し切れても、今後フルマラソンとか挑戦するときには解決しとかねばならない問題だよなぁ。

気を取り直してスタート地点へ。

この格好をしといて、だらしない走りを見せるわけにはいかない。もし宝塚記念で崩れていなかったり、オーナーがもっと元気だったりすれば同じ日にフランスで走っていたかもしれないかの名馬の分も。やりきってやろうじゃないかと。

スタートの号砲。
21キロちょっとの、長くもあって短くもある、まるで人生のような行路へと飛び出すランナーたち。

サブ1.5は無理にしても、自己ベスト(約1時間47分)は更新したいと、緩ませることはなく、かといって飛ばしすぎないように気をつけて走る。

ラン中に写真を撮る余裕もほぼなく、この1枚のみ。こんな素晴らしい眺望のところがいくつもありました。
一番の売りの鶴ヶ城は、あまりしっかり見れなかったというか、走るのに夢中でビューポイントを逃してしまった様子。

中盤、少し脚を溜めようとペースをゆるめ、良い感じで走るも、よし行こう! とまた上げてくタイミングが早すぎたようで、終盤は脚が残らない展開になってしまう。
心肺の方はまだまだやれる分、脚が言うことを聞かないのがもどかしい。

しかしまあ、極端に崩れることはなく走りきり、何とかかんとか自己ベストは更新。

レース後、無料フードコーナーがどこも大行列していたが、帰る前にしっかりメシしようということに。

牛乳屋食堂。寡聞にして存じ上げなかったが、かなりの有名店らしい。
名前を書いてから待つこと40分強で入店。店内は思っていたほどは混んでおらず、ん? という感じだったところ、注文してから更に待つこと30分以上。店内のテレビでやってたTVタックルがアタック25に変わっていた。
店のオッさんが外で観光客に声かけたり写真撮ったりしていたけど、もう少しオペレーション改善できるようなセクションに配置できないものだろうかと思ったり。

写真無しだが、いただいたのはラーメンとソースカツ丼のセット。よく考えたらどちらも前日食べたもの。
ラーメンは昨日の店の方が美味しく、ソースカツ丼は昨日のコンビニよりは美味しかった。

食べ終わり、会津若松駅の方に戻ったときには、もう帰りのバスが出る時間。
そそくさと乗り込み、滞在約24時間にて福島の地を後にする。

言うこと聞かなくなった脚を、バスの狭いシートに押し込み、しんどい帰路になるも、GⅠ当たったりしたんで素敵な帰り道。

東京の寝ぐらに帰還後は、疲れ切った身体にアルコールを流し込んで、にゃんこスターにビビらされ、エネイブルの強さを見守って眠りについて。

次走は来春の予定。
次こそは納得できるだけの準備をして臨んで、現在地の「普通の市民ランナー」から一歩高みに進みたいもの。