2017 中京記念 予想

荒れる夏競馬、その象徴ともいえる中京記念。
マイルになってからの過去5年、1・2番人気が勝ってないどころか3着までにすら一度も入ってないとか、もはやどうかしてるとしか思えない。
灼熱の中京、開催最終週の荒れ馬場となると、順当に力を発揮するのも難しいということなのだろう。
今日は気温こそ普通の真夏日レベル(という言葉もおかしなものだが……)ではあるものの、湿度が高そうで、少なくともお馬さんにやさしいコンディションではないことは確実。さてどうなるか。

◆中京記念

◎⑧アスカビレン
◯⑩ダノンリバティ
▲⑭グァンチャーレ
△⑪マイネルアウラート
☆⑫トウショウピスト
 


土曜のレースを見る限り、極端な外差しということではなく、馬場の伸びるところに如何に入れるかというのが鍵になるような感じがする。

人気を集めているブラックムーンとグランシルクは疑問視したい。
ブラックムーンは、後方で構えてぶっちぎるレースが、曲がりなりにも重賞で出来るかどうか。先行勢が外に広がると予想され、その中でスムーズに良いところに持ち出せれば勝ち負け必至だとは思うが、難しいのでは。
グランシルクは初めての真夏、初めての中京。元々輸送は苦手の可能性があり、鞍上福永も土曜を見る限り神と化した1年前とは別人。
人気馬が来ないという過去データにとらわれるのもナンセンスではあるが、これだけ不安要素があるのなら、思いきって切ってしまおうかと。

で、本命のアスカビレンは、近走で話にならない負け方してるのはGⅠのみ。左回り【0.0.0.4】だが府中牝馬Sではクイーンズリングと同じ上がりを繰り出しスマートレイアーに肉迫。
夏は牝馬、紅一点を狙ってみても良いのでは。

夏に結果を残しており、振るわなかった秋冬シーズンも人気はしていたダノンリバティは、今回人気の盲点になってるかと思いきや、現時点で3番人気に上がってしまった。
音無調教師のコメントからも、すこぶる具合が良さそう。あるんじゃないかと。

逆に、夏はイマイチの印象があるマイネルアウラートだが、今回出てきている有力馬をほとんど負かしたことがあり、順応さえできればかなり有力なのでは。
不安なのが、土曜日割と散々だったテン乗り川田騎手。この馬で勝とうという期するものもなさそうだし、どうかなあと。

それならば、鞍上との相性も良く、夏にも弱くないグァンチャーレの方が妙味アリなんじゃないかと。

大穴はトウショウピスト。ここしばらく1200で使ってきて、1400に伸ばした前走で14人気2着。
マイルのここで、先行し「あれ、こんなペースでいいの? めっちゃ余力あるやん」みたいに行ききっちゃうこともあるんじゃないだろうか。


7月なんにも当たらないで終わるのはヤダなーと、祈る思い。
だからこそ、攻めた馬券で勝負したい。