2020 フェブラリーステークス 感想戦

火曜日。あの決戦から二日が経った。
なぜ当日或いは翌日に感想戦を書けなかったかというと、大概は負ける競馬において、その負けを受け止め、自分はド見当違いのトンチンカン野郎でしたと回顧するには時を要することもあるわけで。

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◆フェブラリーステークス

◎⑤インティ
◯②アルクトス
▲⑨サンライズノヴァ
△⑦ヴェンジェンス
△⑩ノンコノユメ
△⑫モズアスコット
☆⑮ケイティブレイブ

【買い目】
3連複 ⑤ー②⑨ー②⑦⑨⑩⑫⑮
ワイド ⑤ー⑮
馬連 ②ー⑤

 


【着順】
⑫モズアスコット △
⑮ケイティブレイブ ☆
⑨サンライズノヴァ ▲
⑯ワンダーリーデル
④タイムフライヤー

3着まで印つけた馬であるが、軸のインティも対抗のアルクトスもおらず、完敗。

東スポなんかではハイペースと展開予想されていたが、このメンツ・鞍上で速くなることはなかろう、暴走気味に行くのがいたとしても、本命のインティはそれについていかずに自分のペースを刻むはず。
まずこの読みが大ハズレ。ワイドファラオ福永とアルクトス田辺が3ハロン34.6、5ハロン58.7という紛うことなきハイペースを作り出してしまう。何してんのあいつら。
出負け気味だったインティは、いっそそのまま中団にいてくれれば良かったのかもしれないが、引っ張られてしまい好位、いやこういう展開なら悪位というべきかもしれない前の方の位置へついてしまう。

とはいえ、それにしてもインティは弱すぎだった。前にいたワイドファラオやアルクトスよりも早く垂れており、一瞬たりとも可能性を感じさせてくれない負けっぷりを披露してしまう。
2年前に同じ逃げ・先行で砂の王を目指し、同じようにハイペースで潰れてしまい、二度と復活しなかったテイエムジンソクを彷彿とさせるような負け方に嫌な予感を抱かずにはいられない。どうかそれは杞憂で、またどこかの舞台で後続に影も踏ませない圧勝劇を見せてもらいたい。

勝ったモズアスコットは展開に恵まれたと見る向きもあるようだが、抜群のスタートから、内が速すぎるとみるや主張することなく中団に下がり、馬をリラックスさせることに専念した(と自分は思っている)鞍上の好プレーと評価すべきだろう。
まあそれを差し引いても強すぎた。さすがに切るのは怖かったので△付けて抑えはしたが、距離不安があるのではと見ていた己の節穴加減がイヤになる。
このままダートに専念ではなく、二刀流でやっていくという。出てくるレースによってはまた取捨が難しくなりそうな存在である。
まあ海外志向らしいんで今後国内の大きなところに出てくるのかわからんけど。

そして最低人気ケイティブレイブの激走。
絶好の穴馬と見て☆付けた馬が結果出してくれたのに、本命が沈んで馬券取れなかったのは痛恨の極みであるが、そもそもケイティを推した根拠が先行の展開利なので、全く惜しくないのが実際のところ。
それでも、高配当だけを狙って☆から他の印へ流すとかしていればなあ……などといつまでも未練がましく思ってしまう強欲な己がこれまたイヤになる。
調教で何度もまたがっていたというパートナーとの復活劇は、これぞ競馬のロマンであり、素晴らしいの一言ではあるのだが。


というわけで、今年最初のGⅠは負け。それもかなり内容の悪い惨敗。まっことイヤんなる。
まあこんなんしょっちゅうあるのが競馬。高松宮記念までには切り替えていくことにしよう。