2018 スプリンターズステークス 予想

GⅠシーズンが台風とともにやってきた。
秋華賞、菊花賞、天皇賞秋と天候不良に見舞われた昨年の秋を思い出すにつけても、できることなら気持ち良い好天の下、良馬場でのレースを見たいものだなあと思うのだが、まあ仕方のないところ。
人馬の安全を願いつつ、悪天候なら悪天候、重や不良ならそれに合わせて予想を組み立てるのも競馬の醍醐味ととらえるしかないのだろう。

◆スプリンターズステークス

◎⑩レッツゴードンキ
◯⑪セイウンコウセイ
▲⑯レッドファルクス
△③ワンスインナムーン
△⑫ナックビーナス
☆②ヒルノデイバロー
 



荒れ馬場ほど案外レース結果は荒れずに固く決まったりするものなのだが、今回ばかりは展開と運次第で飛び込んでくるかもしれない馬をあげていたらキリがなく、また反対に上位人気馬が馬券外に沈んでもさほど不思議ではない。
つまりは極めて難解。検討すればするほど、全くわからんとなってしまう。

となれば、本命はどの馬が勝てば最も高揚するか、つまりは応援の意も多分に込めてレッツゴードンキでいきたい。
キレ・スピード勝負では分が悪いのかもしれないが、スタミナと根性を要するレースとなれば勝機があるのではないかと。
前走は見るべきところなく負けはしたが、勝負がかりの舞台では常に強さを見せてきてくれたこの馬が、今度こそは悲願達成となる見込みは決して薄くないと考える。

展開面で考えると、おそらく先行馬に苦しいハイペースになるだろうが、1頭は残してしまうのが出てくるのがスプリント戦。まして不良馬場なら後ろの快速馬もなかなかつかまえられないかもしれない。
となると、昨年逃げをうって3着のワンスインナムーン、時計かかる馬場ならいけそうなセイウンコウセイは押さえておきたいところ。
特に後者はなんやかや言われてもGⅠ馬。軽く見て良いわけがない。

もしレッドファルクスの鞍上が予定通りデムーロだったらまず3番人気以内になっていたと思われる。そういうのは押さえておいた方が良い。

それとも土曜日初めての中山競馬場で6戦5勝という雷神モレイラが、いよいよ一皮剥けたナックビーナスとともにいきなりGⅠタイトルをとってしまうのか。

大穴はヒルノデイバロー。ゲートさえ互角以上に出てくれれば、京都の1400で1着のサングレーザーとアタマ差、3着のレッツゴードンキには結構な差をつけての2着に入る力を有している。
もし調教師試験受かったら、今年で現役最後になる四位騎手にどでかい土産を持たせてくれるなんてことも有り得るのでは。


他にもGⅠ人気薄めのルメール騎乗のムーンクエイクとか、夏の快進撃で台頭したアレスバローズとか、3歳馬ラブカンプーとか気になるところを上げたらキリがない。
もちろんファインニードルの実力を軽視しているわけでもない。

ここは3つの椅子のすべてを当てるのは無理ゲーということで、ワイドでいっとくレースなのかなあと。


久々にこちらも書いた。
第22話 スプリンターズステークス - UMAJOの澤多莉さん(若林新士) - カクヨム