2020 ローズステークス・セントライト記念 感想戦

牡牝ともに秋の大一番へのトライアル戦。
ここを制し、三冠阻止へと名乗りを上げるのは春に雪辱を受けた者か、夏に名を上げた者か。刮目。

◆ローズステークス

◎⑨クラヴァシュドール
◯⑤リリーピュアハート
▲②フィオリキアリ
△③フアナ
☆⑫チャイカ

【買い目】
馬連 ②⑤⑨
3連複 ②③⑤⑨⑫

【着順】
①リアアメリア
⑬ムジカ
⑧オーマイダーリン
⑮デゼル
⑨クラヴァシュドール ◎

スローの流れの中、芸風変えての先行策に出て、直線の入りでは先頭に立っていたリアアメリアがそのまま他馬に並ばせず2馬身差勝利。好位からついてくる馬や後続抜け出してくる馬もいなかったため楽な勝利にも思えるが、3コーナーで半分より前にいた馬は軒並み上がり35秒台かかっており、34秒台はこの馬と中団にいたクラヴァシュドールのみという辺り評価すべき。
騎手と調教師のこれまでの来歴もあり、何だか本番では用無しといった風潮もあるようだが、素直にこの競馬ができるようになったのであれば有力と見るべき。

実に9戦中7戦上がり最速だったオーマイダーリンはともかく、500万下をまだ勝っていなかったムジカはどう足掻いても買えない。
ほぼ最後方から末脚見せるも4着までのデゼルや、前述のとおり見た目ほど弱くはなかったクラヴァシュドールともども、勝ち馬以外のローズ組は本番では切ってよいものか少し悩まされそう。みんな秋華賞に向かうかどうかは知らんけど。

2・3着の穴馬は選べず、リアアメリアもこんな競馬できると思っていなかった当方の馬券はまったくの論外。せめて少しはわくわくしたかった。

 



◆セントライト記念

◎⑦ガロアクリーク
◯⑧リスペクト
▲⑥バビット
△②ラインハイト

【買い目】
馬連 ⑥⑦⑧
枠連 [2]ー[5][6]
ワイド ⑦ー⑧

【着順】
⑥バビット ▲
⑨サトノフラッグ
⑦ガロアクリーク ◎
②ラインハイト △
⑩ヴァルコス

スロー逃げからロンスパ気味に仕掛け、最後は後続に迫られるどころか突き放しての勝利という、かつてのキタサンブラックをも彷彿とさせるような勝ち方を決めてみせたバビット。重賞連勝でさすがにフロック視する向きはほぼ払拭されたか。
というか、まさしくキタサン級の化物である可能性も否定はできない。抜群の手応えで捲ってきたサトノフラッグがあの手応えで勝てないのかと失望している人も見かけたが、もしかしたら相手が悪すぎたのかもしれない。

好位からすすめたガロアクリークと捲ってきたサトノフラッグのつばぜり合いはサトノフラッグに軍配。重賞勝ち馬3頭での決着という、まあよくある感じの結果だが、こちらとしては順番が逆。
せめて最安目の馬連だけでもと願ったこちらはガックリと床膝。前日と異なりある程度はわくわくできたものの、やっぱ当たらなきゃしゃあない。


というわけで、この週は土日月と3タコ喰らい、ウハウハだった前週の勢いもすっかり萎えてしまう。
また春のようなドツボにはまらぬよう、早急になんとかしたい。