2018 紫苑ステークス 予想

いよいよ秋競馬開幕。
盛り上がってきたゾはしゃぐゾ騒ぐゾとワクワクが押し寄せてきてドキドキを100倍にしていた木曜日朝、テレビをつけたらとんでもない光景が。

この度の北海道での地震のみならず、特に今年は多い自然災害の報に触れ、自分はブログやツイッターで発すべき相応しい言葉を持ち合わせていない。
被災地の方への思いがないわけではない、励ましたい気持ちがないわけではないが、具体的に何かをしてるわけでもない人間がスマホ片手に言葉を表明しても嘘でしかないような気がしてしまって。
とりあえず、苫小牧に単身赴任中の父親が無事であることにホッとしていること。今もって情報が流れてこない優駿SSのレインボーラインが無事かどうか心配であること。そんなごく個人的な気持ちを述べるにとどめておきたい。

どこかで不幸が起きていても、週末には競馬がやってくる。もちろん不謹慎なことでも何でもない。
このようなときに娯楽を楽しむことは起きた出来事や被災者の方に背を向けることとイコールでは全く無いし、問題なく行える経済活動を停止することは有害以外の何者でもない。

だから自分は今週もめいっぱい競馬を楽しむ。
そのために一生懸命予想する。
そして当たれば喜んで、外れれば悔しがろう。

◆紫苑ステークス

◎⑮レッドベルローズ
◯①マウレア
▲④サラス
△③パイオニアバイオ
△⑭ノームコア
☆⑤ロサグラウカ
 



開幕週の中山ということで、黙って前目からいく馬を買っとけば良さそうなものだが、この秋開催だけは明らかに傾向が異なる。
昨年のこのレースからして、勝ち馬のディアドラはモノが違ったとしても、他の上位馬も総じて速い上がりで差してきた馬だった。
その翌日の京成杯AHなどは更に顕著で、こちらはペースが流れていたとはいえキャリア終焉かと思えた追い込み馬のガリバルディがまさかの2着。自分は当然外れ、名前買いしていた友人が見事的中し悔し涙を飲んだものだった。

もちろん、今年も同じ傾向とは限らない。
幸い土曜は休み(日曜は出勤……)なので、平場のレースに刮目し、馬場状態をよく見ておく必要があるものの、現時点では差しが効く馬場を想定して予想を組み立てることとする。

となると、この中では実績最上位、大きなレースで上がりも着順も上位に入っているマウレアが安泰のように思える。
リリーノーブルやレッドサクヤといった打倒女王を期する馬が続々回避となってしまい、ラッキーライラックも一頓挫あったと伝わっている今、この馬に掛かる期待は大きい。ここは軽く勝ってもらわねば。
と言いたいところではあるが、中山は初、2000も初、そして引いた枠は前を捌くか外回さねばならない1枠1番、もっと後ろから行く馬にとっては絶好のマークの対象になるし、ブロックされることもあるかもしれない。
これだけの不安要素があり、かつ1番人気であれば、ちと軸にはしづらいかなあと。

となると本命はどうするか。いっそ初めから外枠にいる差し馬がいいんじゃないかと。
今年冒頭のフェアリーSで3着に入り万馬券をもたらしてくれたレッドベルローズ。そのとき0.2差及ばなかったのはあのプリモシーンだし、ほぼ差のなかったスカーレットカラーは後に桜花賞でマウレアと差のない競馬をしている。なにげに相当レベル高かったんじゃないかと。
東京で結果を出せずクラシックには乗れなかったが、いわゆる中山巧者の可能性もあると見ている。ここは頭もあり得るかと。

上がり勝負を想定すると、ここ2走上がり最速のサラスがここで新興勢力筆頭として名乗りをあげる可能性もあるかと。
関東輸送は初だが、中京では問題なく勝っているし、京都より阪神の成績が良いのも心強い。
ゲートがイマイチな上に鞍上が田辺では出負けは必至かと思うが、大まくりしてのける力はあるかもしれない。

パイオニアバイオ、ノームコア、ロサグラウカはある程度前から残るとしたらこの辺かなと。
特にロサグラウカはキャリアが少なくオークスでは大敗したものの、500万下でウラヌスチャームやタニノフランケルといった実力馬を真っ向くだしてるあたり評価したい。


あとはどう買うか。
いよいよ見えてきたGⅠロードに向け、まずは幸先の良いスタートを。