2018 桜花賞 感想戦

4月2つめの月曜日。学生の方なぞは本日から本格始動なんて方も多いのではなかろうか。
当方のような社畜ジジイにはただただ憂鬱な平日の始まり。平日1+日曜休みが基本の労働者もそれは同様。ブルーなマンデー。

が、GⅠで物凄いレース、とんでもない駿馬を目撃した翌日となると話は別。
いまだ熱に浮かされたような、夢見心地のようなポワーっとした感覚。凄かった。アレは凄かった。絶世の美女と一夜をともにした翌日なぞはこんな心持ちになるのではないだろうか。

実際のところ、一夜をともにこそしていないものの、多くのウマキチ連中が、絶世の美女に心をとらわれているのは間違いのないところで。

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◆桜花賞

◎①ラッキーライラック
◯⑨リリーノーブル
▲⑰マウレア
△⑬アーモンドアイ
☆⑧ハーレムライン
☆⑦トーセンブレス

【買い目】
枠連 [1]ー[5]
馬連 ①ー⑧⑨⑰
ワイド ⑧ー①⑨⑰
3連複 ①ー⑨ー⑦⑧⑨⑬
3連単 ①→⑧⑨→⑧⑨⑰/⑧⑨→①→⑧⑨⑰

本線の枠連は購入時点で馬連①ー⑨よりほんの僅かにオッズが高かった(最終的には同じになった)ことと、リリーと同枠のアンヴァルのまさかの一発が炸裂した場合も対応可。
馬連買うときは必ず同じ組み合わせが含まれる枠連も確認することは基本のキ。特に人気馬同士だと枠連の方が付くこともしばしばある上に、多少なりとも可能性広がるってことで。
 


【着順】
⑬アーモンドアイ △
①ラッキーライラック ◎
⑨リリーノーブル ◯
⑦トーセンブレス ☆
⑰マウレア ▲

最内枠で閉じ込められることさえなければまず勝つだろうと思われたラッキーライラックは、見事に被されることなく先行することに成功。
自身以外内枠に先行馬がまったくいないことから、あまり心配はしていなかったものの、まずはひと安心。

ペースとしては流れたものの、内側通って距離の利もあるラッキーライラックが好位から押し切るにはむしろ程良い展開。史上最強クラスの牝馬でもいない限りは、まず無敗の桜花賞馬となれる筈だった。

直線、思ったとおりラッキーライラックとリリーノーブルが抜けてきて、よっしゃまずは厚く張った枠連でプラスは確定、あとは3着にも買い目の馬が来てくれれば…特にハーレムラインなぞ入ってくれれば3単まであるぞと胸膨らます。
(実際この時点でハーレムラインは既に沈んでいたのだが、似た勝負服のリバティハイツを空目していた。哀)

どうやら1着は決まりか、やっぱ強えなあと改めて思ったその刹那、稲妻が走った。
衝撃の光景。後方から1頭、直線明らかに他とは異なる脚色で上がってきたアーモンドアイが、あんなに強いラッキーライラックと並ぶ間も無く一蹴。

中段後ろ寄りでしっかり脚を溜めた末脚自慢のトーセンブレスよりも1秒速い上がり33.2という、もはや異次元の豪脚。しかもノーステッキ。

しばし呆然とした後、

「強ぇぇ……」

そう呟くのが精一杯だった。
 


6頭印付けて、5頭が掲示板とか天才としか言いようがない。
……なんてことはなく、オッズも加味した買い目の序列としては一番下だったのが他ならぬアーモンドアイ。稍重京都で手頃な相手をぶっちぎったシンザン記念は罠で、あまりペース流れない(と踏んでいた)今回は少なくともラッキーライラックには及ばないと踏んでいたが、ここまでの怪物だったとは。
抑えの3連複600円のみ的中で、5,000円が4,980円になって戻ってきた。

桜もすっかり散った中での桜花賞。ターフの上に咲き誇った名花を堪能させていただいて、鑑賞料20円ならむしろ格安。

樫の舞台でもこの末脚を見せつけるか、はたまた捲土重来の逆襲があるか、或いは昨年のモズカッチャン的な思わぬ伏兵の台頭があるか。

憂鬱な月曜日。少し先に待っている、きっと素晴らしい日曜日に思いを馳せて。


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