ビューティフル・ドリーマー

前記事の最後に触れた、web上やSNS上で見かける「そんな風に競馬やってて何が楽しいんじゃい?」と思える所行についてシコシコ書いて、アップするつもりでいた本日当ブログ。
が、書いてるうちに、これこそが自分の忌み嫌うところの、他の人の競馬の楽しみ方を否定する行為に他ならないじゃんと。
いくら「個人的には」だの「否定するわけではないが」だのといった枕詞をつけたところで、エクスキューズにはならないな、と。

というわけで、本日は途中まで書いた記事をポイしてしまい、代わりにいよいよクラシックも大詰め、春のGⅠシーズンのピークを迎えようとしている今、思うことをつれづれと。

そう。気が付いたら、残り1ヶ月とちょっとになってしまった春競馬。
このブログをご愛読くださっている奇特な紳士淑女の皆々様はご存知のとおり、当方の戦果のほどは甚だ芳しくない。
ここは、残り4つのGⅠはすべて獲るつもりで取り組まねばなるまい。
 


それにしても、まだまだワクワクがいっぱいどころか、大一番も近づいてきており、気持ちは加速度的に盛り上がってきているのであるが、一方でこの日々が終わったときの寂寥感が今から想起されてしまったりもして。
オークスとダービーと安田記念と、ちょっとあけて宝塚記念、春のGⅠシリーズ全日程が終わりを迎える日。
それはもう、驚くほどあっという間に来てしまうことだろう。

夏競馬は夏競馬で楽しめるとは思うが、やはりGⅠシーズンのこの高揚は格別なんだと、競馬ファンとして丸一年が経ち、はじめて強く実感している。

まるで、今の盛り上がりと物寂しさの象徴のようだなあ、と思うのが宝塚記念のファン投票開始の知らせ。もういよいよ季節の終わりが近づいてるんだなあと。

画像の馬が大番狂わせを起こしてくれるかもしれないこのグランプリレースも、今度の日曜日のオークスも、競馬の祭典日本ダービーも。
めちゃくちゃ楽しみ、早くその日が来てほしい。
でもどこかで、その日が来ちゃうのが寂しいなあって気持ちもあって。

まあ、終わっちゃうのが寂しいからこそ、祭りは楽しい。
いつまでも、ダービー前日の高まりが続くことが幸せとも限るまい。

そういや、学園祭の前日が何回も繰り返されるって映画が昔あったような。