2016 チャンピオンズカップ 予想
実家に顔を出している。サッカー好きの母親と観戦したクラシコは試合終了間際にやる男、セルヒオ・ラモスが同点ゴールを決め、アウェーのマドリーが実質勝ちに近い勝ち点1をもぎとった。
チャンピオンズカップでも白い巨人ならぬ芦毛の巨馬がやってくれるのだろうか。そういえばチャンピオンズリーグ(旧名チャンピオンズカップ)で優勝し、今度来日するのは……
【予想】
◎⑫ゴールドドリーム
◯④アスカノロマン
▲⑮モーニン
△②アウォーディー
△⑤ロワジャルダン
☆⑩メイショウスミトモ
正直にわかにとって、上位馬の戦績に地方交流重賞がドカドカ入ってくるダートは、力関係の見極めが難しく、よくわからない。
どうせよくわからないのなら、穴っぽいのを買おうじゃないかと。
ダートに変わって以来無傷の6連勝というアウォーディーだが、中央では阪神のGⅢまで。果たして初めての中央GⅠ、初めての中京ダートで人気通りの結果を出せるか。紛れはあると思う。
やはり王者打倒の最右翼はゴールドドリームか。レコードまで飛び出したハードな展開の武蔵野Sでは最後まで脚色衰えず、古馬トップクラス相手にも堂々戦えることを示した。
不安があるとしたら、鞍上がちょいちょいやらかすことぐらいだが、こと力のある馬に乗ってるときのGⅠに関してはかなり信頼を寄せられる騎手であることもいわずもがな。
対抗アスカノロマンとかやると、何だサイン馬券か? と思われてしまうかもしれないが、前走人気高で大負けし、人気を落としてる馬は買いという鉄則に従ったまでである。
戦績見ると負けるときは大負けすることが多い馬なので、負けっぷりはさほど気にせずに。得意の中京で先行争いに打ち勝ち、行った行ったしてくれることはあるんじゃないかと。
前走酷量背負い、直線包まれる形で抜け出しが遅かったモーニンは今回こそ力の発揮どころ。戦績を見ても外枠は願ったりではないだろうか。
ここまでが打倒アウォーディーに期待を寄せたい3傑ということで。
みやこS組では上がり最速だったロワジャルダン。浜中→横山典の乗り替わりは鞍上弱化と見ても良いのかもしれないが、良くも悪くも何かやらかしてくれるのをついつい期待してしまう騎手でもある。面白いもの見せてくれんじゃないかと期待を込めて。
メイショウスミトモは前々走でケイティブレイブやロワジャルダンを下している侮れない1頭。
強力な先行馬たちが潰し合い、程々のところにいたこの馬が程々に走り程々の順位を獲得、なんてこともあるかもしれない。
去勢の影響と後ろからの競馬がどうかというノンコノユメ、中央では地方ほどの結果を出せていないコパノリッキーは思い切って今回バッサリで。
ラニ? うーん……来ないでしょ多分。
一人帰省し、のんびり競馬を見る日曜日。
本来なら親に孫の顔でも見せに来なければならないのだろうが……まあ、いないものは仕方がないということで。
最後に。
15頭立てのこのレースではもう2頭、勇姿を見れるはずだった駿馬がいた。
とりわけレコード叩き出す激走を現地で見ていただけに、タガノトネールが調教時の事故によりこの世を去ることになったのは残念でならない。
また、昨日阪神の新馬戦ではレース中の事故で、晴れの舞台となる筈だった場所での安楽死処分があった。
動物を競走用に作り上げ、走らせて、金を賭けて楽しむ。
つくづく競馬とは業の深いもので、それを知りながら堪能している外道の身として綺麗事を言うつもりはないが、せめて冥福を祈るぐらいは誰にも迷惑かけないだろうし許してもらいたい。
そして、福永祐一ジョッキーの1日も早い快癒と、復帰を願っております。