神戸新聞杯・オールカマー 感想戦

思えば凶兆はいくつもあった。

スマホを落として液晶がヒビだらけになったこと。
ここのところブログで愚痴りたくなるぐらい飲食店や小売店で、やたらグズ店員にあたること。
競馬場での食糧を調達しようとコンビニに行ったら上司とバッタリ出くわしたこと。
西船橋に向かう東西線が快速に抜かれることに気づかず、間に合うはずだった新馬戦に間に合わなかったこと。

こんなときはギャンブルなどに身を投ずるべきではなく、自宅にひきこもり慎ましくしておくのが吉なのかもしれない。
葛西駅での快速の通過待ちの間、ちらっと頭によぎるが、ここで引き返せる強さを持ってなかったのが運のつき。

最初の参戦は第6レース。藤田菜七子騎乗の12番人気ハヤブサライデンが見事な逃げで2着に入る。
こちらは買い目に入れていたものの、軸にしていた馬が7着に沈み、血涙。

先週はヒモ抜けが多く歯噛みしたものだったが、今回は軸が来てくれないタテ目が多く、そんなときはボックスだと買い方を変えてみても見当外れといった塩梅。
負け続けのままメインレースを迎える。

bakenbaka.hatenablog.com

 

神戸新聞杯
【予想】
◎⑦エアスピネル
◯⑭サトノダイヤモンド
▲⑫レッドエルディスト
△⑧ナムラシングン
△③ロードランウェイ

【購入】
3連複 ⑦ー③⑧⑫⑭
3連複 ⑭ー③⑧⑫
3連単 ⑦→⑫⇄⑭

エアスピネル軸としつつ、こちらが飛んだ場合に備えサトノ軸の馬券も多少購入。あと、今回から重賞では1着を固定した単系の馬券も少し買うことにしようかなと。
何ぶん3連複か馬連をメインの買い方にしているので、1着入線がどちらかとかで熱くなることがなくて、それは競馬の本分でない…とまではいかなくとも、楽しみ方としては勿体ないかなと。今回は単勝馬単では全然つかないので3連単で。ダービーの時のようにエアが早めに仕掛けて、今回はそのまま差し切られず、みたいな展開を期待。

【着順】
サトノダイヤモンド
⑮ミッキーロケット
⑫レッドエルディスト

本命エアスピネル。道中抑えるレースを試したのかもしれんけど、それにしても後ろすぎるだろうと。大外回したぶん惜しくも2、3着とかならまだしも、直線さほど伸びず着順以上の大敗といった印象。あかんわ。
2着のミッキーロケットは最後に切った馬。色気出して13番人気なんて買い目に入れていなければ小銭は拾えたのに……と悔しションを漏らす。
気を取り直して中山メインじゃいと東スポ振り回しながらパドックへ。


オールカマー
【予想】
◎⑦マリアライト
◯③ショウナンバッハ
▲⑥ゴールドアクター
△①サトノノブレス
△⑤ツクバアズマオー
☆⑪ワンアンドオンリー

【購入】
3連複 ⑦ー①③⑤⑥
馬連 ⑦ー①③⑤⑪
3連単 ⑦→①→③⑥

圧倒的強さを有するとされるゴールドアクターは、パドックでぴょんぴょんやっており、返し馬の際も扱いにひと苦労といった様子。この馬は元々こんなんだよという声も聞こえてくるが、天皇賞のこともありやはり一抹の不安は拭えない。
休み明け不安といっても、まあ悪くて2着か3着だろうと、予定どおりマリアライトを軸に据える。
ワンアンドオンリーは、さすがに5番人気になってしまうとあまり買おうという気になれず、一応馬連で押さえておく。

【着順】
ゴールドアクター
サトノノブレス
⑤ツクバアズマオー

ゴールドアクターは強かった。それ以上にマリアライトがつい10数分前のエアスピネルと同じようなマネをしてくれた衝撃たるや。着順まで仲良く5着。武と蛯名が盟友と呼ばれる理由がわかった気がする。
いっそ二強は両方ヒモにして、その次に有力かつ、複勝確保には定評があり何度か馬券的にお世話になってる福永騎乗のサトノノブレスを軸にしようと、何故思えなかったのだろうか。痛恨の極み。

最終レースも小幡だかおバカだかいう名前の騎手が飛んでくれて、またしてもオケラ。中山現地参戦は3連続で惨敗。トントンに近い負けではなく、いずれも惨敗ときている。
もしかしたら鬼門なのかもしれない。方違えとかしようかと本気で考えている。

フラフラと出口に向かうと、パドックでは自分の馬券代でご飯を食べたり風俗に行っている騎手の皆さんがファンイベントを行っていた。

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頭の上のお湯をいかにこぼさずに運べるかといったレース。こんな感じのアメトーークっぽいというかアメトーークそのままの競技をいくつか行っていた。
それにしても、ジャージやビブスを着ているのを遠目から見ると中学生にしか見えないジョッキーの皆さん。
ともすればコンプレックスになりがちな身体的特徴を武器とし、身体能力と技術を磨き上げて、危険と隣り合わせの仕事をしながら地位と収入を得ている尊敬すべきアスリートでも、こんな芸人めいたことをしなきゃいけないんだなと思ったり。どうしてもグダグダになりがちな様を眺めて、やっぱりプロの芸人やスタッフは凄いんだなと変な感心をしたり。

そんな人たちもいる中、なけなしの一万円を溶かしてトボトボと家路につく男の価値はいかほどのものなのか。

答えが出るのが怖くて。問いかけることができなくて。