旅打ち日記 新潟編② 新潟競馬場(2016.9.4)

初めての新潟競馬場を楽しみ、まあ馬券的にも負けてはいない土曜日。まず前哨戦は及第点を付けても良いだろう。

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しかし本当の戦いは日曜日。
前夜は景気付けに宿泊先で飲めや歌えやしていたところ、魚にでも当たったか、夜中3時頃から明け方6時頃までトイレと部屋を行ったり来たりの憂き目にあう。
競馬新聞眺めながら、なぁに競馬やる日に当たるだなんて縁起が良いじゃないかと強がるも、実際にはウンが流れていってしまったとか。お粗末。

朝方になりようやく再びの眠りにつけたので、必然的に起床は遅めとなり、元々は朝イチから全レースを楽しむつもりだったところ、競馬場への到着はお昼前頃。
さすが日曜日、開催最終日、メインは夏競馬最後の重賞ということもあり、午前中から既に混み合っている。

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日なたにポツポツと空席はあるが、この日は35℃にもなるという酷暑。そんな席に座していては焼け死ぬので、屋内に退避。涼しい建物内は、外以上にそこかしこにシートが敷かれ、人で溢れている。
何とか階段の一隅に陣取り、影が増えるまではそこを拠点に馬場やらパドックやら券売機やらを行き来。
これも競馬の醍醐味といえばそうなのかもしれないが、夏競馬を快適に楽しみたい方は会員になって指定席をとった方が絶対に良い。

何だか昨日からダメ出しが多めになってしまっているが、基本的には競馬場なるスーパーアミューズメント施設を思い切り楽しんではいる。

障害レースの飛越を間近で見てみたり。

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ジャンプ〜

いきなり幸運は舞い込むもので。
第5レースのメイクデビュー。まあ新馬戦などわかりようがないってことで、ほとんどカンで選んだ3頭で馬連ボックス100円ずつでも買っときましょうかとあたりを付けた後に、一応様子も見とこうかとパドックに足を運ぶ。
と、やたらと元気な若駒が一頭。周ってるときに暴れ気味でもジョッキーが跨がればある程度落ち着くケースというのはよく目にするが、その馬は騎乗しようとした柴山騎手を一度は振り落とすほどのハッスル具合。
カカってる新馬は買い、という鉄則があるかないかは知らないが、以前にそういう事例を見たことがある。
直前でその暴れ馬、8番アルジャントゥイユをボックスに加える。

で、結果。見事にその荒くれ馬が勝利! 2着の穴馬も何故か買っており、馬連36,970円ゲット!

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何しろセコい豆券買いなので、大騒ぎするような利益ではないのだが、久々にビッグな当たりを獲得し、震える。
40近い男が3万やそこらではしゃぐなよと言われてしまうと返す言葉がないが、嬉しいときに素直に喜ぶ、私はそんな人間でありたい。

ともあれ、これでプラス収支は確定と、以降はのびのびと賭ける。そして、のびのびと外す。

さすがに悶絶したのはこの馬券。

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こんな買い方して、入着は⑨⑫⑪
⑨と⑫が本線だったのにぃ。⑨⑫ー⑨⑫ー他って買い方しとけば、2万円強ゲットだったのにぃぃ。
などと言ったところで「それは惜しかったね。じゃあ的中馬券の半額をお支払いしよう」という話にはならない。

メインの新潟記念も取れる馬券を取り逃がす。

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結局日曜は小倉メイン合わせて10レース買って的中は新馬戦のみ。
しかしまあ、7,000円購入で36,970円の配当。大勝利と言ってしまって差し支えはないだろう。

2日トータルでもおよそ3万円の浮き。名古屋に続き旅打ち2連勝。これは将来さすらいのギャンブラーになるしかないか。

全レース終了後は、アイビスサマーリレーなる催しが。開催最終日って大体どこの競馬場も一般の人が馬場に入れる趣向が用意されるものみたいですな。いずれ何かに参加してみたい。

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新潟名物の直線を利用したリレー大会。まあ要するに人間競馬。おそらく闇世界を牛耳る金持ちたちが莫大な金銭を賭けているのであろう。

 

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実に気持ち良さそうに激走する若駒。

 

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牡馬牝馬の混合戦となっている。セン馬が参戦しているかは不明。

個人的に◎付けていたチームが圧倒的に逃げ勝ったのを見届け、競馬場を後にする。しばらくはここに来ることもないと思うと、後ろ髪をひかれる思い。
そんな感慨とは関係なく、帰りのバスはやはりしんどい。

新潟駅に戻り、少しは観光らしいことをせねばと夜景を楽しめるというビルによじ登ってみる。

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うん、まあ、夜景ってこんなもんだよね。ぐらいの感想。一人だからかな。
が、ここからの眺望が素晴らしいのは、決して夜ではないことを翌日知ることになる。

そして、いよいよお楽しみの部屋飲みタイム。

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勝ったことだし宴じゃ宴と、ホテル近くの寿司屋でお好みのネタを詰めてもらう。1カン350円ののど黒やら中トロやらも遠慮なくオーダー。
ガタニーでシースー。幸せなひとときを過ごすことができました。

ちなみに、どれがのど黒だったか、確信はできないままいただきました。

 

明日帰らねばならない。すぐに仕事の日々が戻ってくる。そんな現実をしばし忘れて、飲んで食って。

こんな夜があるから、生きていられるのかもしれない。