「もしも100万円が手に入ったら」にわか馬券師の場合

今週のお題「もしも100万円が手に入ったら」

 

下の画像はとある三十代独身男性のある日の食事メニューである。ていうか俺の今日の晩飯。

 

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美味いか不味いかでいえば、間違いなく美味い部類に入る代物であり、かのセスク・ファブレガスも手軽にカロリーがとれる食品として日本の牛丼を絶賛していたという逸話もある。何ら恥じる必要のない晩餐の献立ではある。
たまに食べる分には。

何コレお駄賃? と言いたくなるような薄給で、常に貧困にあえいでいる自分にとってはこれが晩飯の定番。むしろなけなしの小銭をはたいた精一杯の食事とさえ言える。
懐の寒さに身震いしつつ280円とか290円とかで食えた時代を懐かしみながら肉と米を口に放り込み、自然と涙がこぼれそうになる。
ああ、まさか三十代後半にもなってこんな粗末な夕飯しか食べられない身の上になっているとは。子供の頃の自分が知ったらどれだけガッカリするだろう。
ああ、金さえあればもっと良いものが食えるのに……

そんな折、もしも100万円手に入ったらなどと、実に夢があり、豪儀で気分の昂る話ではある。こちとら何しろご馳走といえばビフテキ、大金といえば100万円の世代である。

さて、100万円手に入ったらどうするかとのことだが、まだ素人に毛も生えてないぐらいの初心者であるが、一応こちらも馬券師の端くれ。こんなタイトルのブログをやっているぐらいなので、まずは馬券に突っ込まないことには理屈が通らないだろう。
自分が今までの人生で(というかここ数ヶ月で)一番大きく当てた馬券は45000円ほどの大万馬券。ソースはブログタイトルのところの画像。まあ、今回も仮に同等の馬券が的中したとして、100万円が4億5000万円になったとしよう。
ここで、そんな都合の良い話があるかとツッコミを入れる人もいるかもしれないが、そもそも自分はこれまでの人生で100万円が突然降って湧いてくるといった幸運を享受したことは一度もない。450倍の馬券が的中する幸運は経験したことがある。よって、ここで同等の万馬券を獲得するというのは何一つ無理はない自然な流れと言えるだろう。ハイ論破。
100万円も突っ込んだらどんな大穴でもそんな配当は付かない? 知らん知らん。

こうして文字通りの億万長者となったわけだが、ここで満足はしない。
次に狙いをつけるのはイカサマポーカーで荒稼ぎ&女の子をゲットしちゃってると悪評高い大企業のボンボンたちだ。
ヒジの高さまで積もうからの、別のトランプを使っての目隠し作戦で大金を巻き上げることに成功し、資金は8億ほどになる筈だ。

次は不動産投資。かの松本人志さんが8億で購入した土地を16億で転売したという報道は記憶に新しい。
彼のような才覚は持ち合わせていないものの、自分も学生時分はダウンタウンの番組を欠かさず見てたし、DVDも何枚か持っている。よって自分も16億ゲット。税金を差し引いて14億ぐらいが手元に残ることになるだろうか。

さて、ここまで金額が膨らむと、もうウハウハ、人生丸儲けである。何でもできる万能感。さあこの金で何をしよう。
ともあれまずは、日々の食事を豪勢なものにしてやろうか。なに、金は唸るほどあるんだ。怯む必要はまったくない。

 

 

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卵付きは勝ち組の証。今宵は勝利の味を噛み締めよう。